1996年の創業以来、証券会社や銀行などのグループに属さない日本初の独立系直販投信として、一般生活者向け投資信託「さわかみファンド」を運用してきた、さわかみ投信株式会社は、2024年4月1日(月)より、日本全国の18歳以上を対象に、初心者向け投資教育プログラム「長期投資家デビュープロジェクト」のエントリー受付を開始した。
「投資を始めようにも元手がない、勉強する時間が取れない」といった初心者の悩みを解決すべく、自己負担一切なし、月々の受講時間10分程度の完全オンラインプログラムを用意した。
自己負担一切なしのプログラム。受講者には毎月1,000円、3年間で最大36,000円を投資
「長期投資家デビュープロジェクト」は自己負担一切なしで受講できる投資教育プログラム。投資を始めるにあたり大きなハードルとなる資金負担だが、「元金がない、または初めから元金を自分で負担するのに抵抗がある」といった悩みに応えるべく、プログラム中の課題提出と引き換えに毎月1,000円のさわかみファンドを付与する仕組みを整えた。毎月1,000円、3年間で最大36,000円を積み立てながら実践的に学ぶことができる。
月々の受講時間は10分程度。忙しい社会人や主婦も、仕事や家事の合間に勉強できる
さわかみ投信では、現代人はただでさえ仕事に家事にと、忙しい日常を送っており、そんな中、何時間もかけて分厚い専門書を読むような学習方法は時代にマッチしていない、と考えている。そこで、毎月5分程度の動画を視聴後、動画内容に関するアンケートに答えるというシンプルな学習スタイルを用意した。さわかみ投信によると、一回一回の学習時間は短いながらも、運用実績25年のプロフェッショナルが監修した実用的で無駄のないコンテンツなので、知識もしっかり身につく。
昨年は新社会人のみ対象だったものを、18歳以上の全年齢へ拡充
本プロジェクトは元々、「日本の未来を担う若者に、投資を通じて未来について考える機会を提供したい」との想いから、2023年に新社会人を対象としてスタートした。その背景には、若い世代が将来に対する不安を抱えて、夢や希望を持ちづらい状況があるのでは、という懸念があった。しかし、プロジェクトを進めていく中で「日本の未来を担うのは若者だけではない。新社会人のみならず、一人でも多くの方に気軽に投資に挑戦し、未来に向けて自分は何ができるかを考えてほしい」との想いが強まり、対象を18歳以上の全年齢へと拡充することになった。
さわかみ投信の取締役戦略室長である熊谷幹樹氏は次のようにコメントしている。
昨今は投資と言えば、利益追求の面ばかりが取り上げられていますが、投資の本質とは「未来づくり」です。本プロジェクトを通じて、参加される皆さまが投資というものを自ら体験すると共に、投資についての考え方やその役割、そしてお金ひいては経済について学ぶことで、未来に向けて行動できる自立した『真の長期投資家』が一人でも多く育っていくことを期待しています。
さわかみ投信が目指す未来 −日本に長期投資という文化を根付かせる−
さわかみ投信は、同社が目指す未来について次のように述べている。
当社は創業から25年、一貫して日本における「一般生活者の財産づくり」としての長期投資を実践してきました。投資と言うとどうしても短期的なギャンブル的なものに思われがちですが、私たちが理念に掲げる長期投資は日々の生活に無理のない範囲で、10~20年の長期に亘り投資することを言います。そうすることで短期的な株価の上下に一喜一憂することのない、長期的な視点での資産形成が可能になります。
四半世紀に亘り投資運用を実践してきた立場から、このような長期的視座を持つ長期投資家を育て、経済的に自立した個人を増やし、日本の未来をより良くしていく。それこそが当社の使命であり、そのためにも一般生活者の皆さまに長期投資の文化を広める様々な取組を推進していきたいと思っています。