ピクテ投信投資顧問株式会社は、機動的なアセット・アロケー ションを通じて長期的に株式と同程度のリターン 獲得を目指す公募投資信託「ピクテ・ダイナミック・アロケーショ ン・ファンド(愛称 アルテ)」(以下、アルテ)を 2018年4月16日より募集開始、4月27日に設定し、新たに運用を開始する。当初募集は、三菱 UFJ モルガン・スタンレーPB 証券株式会社にて行われ、販売会社は順次拡大していく予定。アルテは、ピクテ投信投資顧問が日本の投資家に向けて新たに発表した「Wealth Trust」のファンドシリーズ。
ピクテ投信投資顧問は次のように述べている。
アルテは、世界の富裕層などから高い評価を受けている運用を、日本の投資家専用に組成したファンドです。相対 的に価格変動リスクを抑えながら、長期的に株式と同程度のリターンを目指す。また、アルテの類似戦略は、 特に過去の下落局面でその強みを発揮してきました。
アルテの特徴
- 相対的に価格変動リスクを抑えながら 長期的に株式と同程度のリターンを目指す
- 魅力的な資産を厳選し分散投資する
- 市場環境に応じて資産配分をダイナミックに変更する
Wealth Trustとは
ピクテ投信投資顧問では、新コンセプト「Wealth Trust」導入の背景等について次のように説明している。
■ 資産運用を「超」高度化へ ~コンセプト新設の背景~
資産運用を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。かつて、市場の大きな調整局面では、株式と債券の組み 合わせは有効に機能しました。しかし、債券利回りの低下により、そのクーポンクッション機能が低下する中、株式・ 債券・REIT等に単純に資産配分する従来のバランス型ファンドでは資産を守ることが厳しく、加えて地政学的、政治 的なリスクが市場を大きく動かす、複雑で不透明な時代となりました。また、世界のインフレ率は日本を継続的に上 回ります。今後は日本だけでなく、世界のインフレをも意識した資産運用がますます重要になります。
ピクテは 213 年の歴史の中で、幾度もの歴史的な動乱や金融経済危機と対峙しながら、世界の富裕層の資産を 保全し、世代を超えた継承に務めてきました。その経験と運用ノウハウを元に、弊社は日本の資産運用の「超」高度 化を目指します。「超」高度化とは、例えばデリバティブを高位に組入れる可能性や、分散投資の徹底などを意味し ます。債券が安全資産でなくなった今、「Wealth Trust」ではその代替となる運用戦略や、世界のインフレにも対応で きるアセット・アロケーション・ファンドなど、今後シリーズを拡充して参ります。