SBIグローバルアセットマネジメント株式会社(旧モーニングスター株式会社)代表取締役社長の朝倉智也氏が、「インフレ・円安からお金を守る最強の投資」を2023年3月28日にダイヤモンド社から出版した。
出版にあたり朝倉氏は次のように述べている。
欧米同様に、日本も私どもが日頃利用するサービス並びに購入する商品の価格が急速に上がっており、インフレを実感してきました。また、来年1月から施行される新しいNISAに対する投資家の期待が膨らみ、言われて久しい「貯蓄から投資」が本格的に動き出すように感じます。こうした状況下で、「資産を守り増やしていく運用」の必要性が一気に高まったことを改めて認識し、本書籍を執筆させていただきました。
「インフレ・円安からお金を守る最強の投資」の目次
はじめに 「まじめに貯蓄」しているだけでは、お金は増えない時代
第1章 「大いなる安定」の時代は終わった
- リーマン・ショック後の「大いなる安定」時代とは
- 異次元の金融緩和は終わった
- 株価下落、物価上昇、景気後退リスク
第2章 「運用しなければ資産価値が減る時代」に必要なマインド
- インフレでお金の価値が下がり始めた!
- 円安が進めば、あなたの資産も目減りする
- 資産を守り増やす「方程式」を読む
- 投資で運用利回りは、上げられるのか?
- 運用をするかしないかで、大きな差がつく
- すべての人に「資産管理」が必要な時代
- 資産は「安定」と「積極」に分けて運用する
第3章 お金を守り増やすために必要な知識を押さえよう
- 資産管理方法を学ぶ前に知っておくべきこと
- まず「株式」と「債券」の性質を知る
- 「投資信託」を活用すれば誰でも簡単に運用できる
- リスクを抑える方法を知る前に、「そもそもリスクとは何か」を学ぶ
- 運用期間を長くし、資産を分散するほど、リスクは低減する
- 国が「積み立て投資」を後押しする理由
- 積極運用は「株式ファンド・積み立て」で、安定運用は「債券ファンド・一括」で
- 投資信託を選ぶときは「コスト」を重視する
- 投資すべきファンドはインデックスか、アクティブか
第4章 お金を守り増やすための資産管理法
- 資産形成層と資産活用層の「お金の色分け」
- 資産形成層の「安定運用」「積極運用」のお金の分け方
- 資産活用層の「安全」と「積極」の分け方
- お勧めの債券ファンドは、これ!
- お勧め株式ファンドは、これ!
- 積極運用するポートフォリオをアクティブファンドで構築する
- アクティブファンド選びのポイント
- アクティブ運用を取り入れたい人のための世界株ファンド3本
- サテライト運用に使えるアクティブファンド6本
- アクティブファンドをポートフォリオにどう組み入れるか
- ポートフォリオはリスク許容度にあわせて考える
第5章 資産管理に困ったとき、金融機関とどう付き合うべきか
- ネット証券を使えば、基本的な資産管理は自分でできる
- 税制優遇口座は優先的に利用しよう
- 資産管理を金融機関に相談するときに知っておくべきこと
- 日米の状況を比較すると…
- 金融機関の姿勢をチェックするためのポイント
おわりに 大切な資産を守るためには、資産運用をすることが必須