マイボイスコム株式会社(インターネット調査を中心に提供している伊藤忠グループのリサーチ会社)は、 4回目となる『NISA(少額投資非課税制度)』 に関するインターネット調査を2020年4月1日~5日に実施し、 10,246件の回答を集め、その調査結果を公表した。
調査概要
- NISAの認知率は8割。 「内容を詳しく知っている」は2割強、 男性で比率高い。 「現在の制度は2023年まで。 2024年~5年間は新制度に変更」の認知率は8%
- NISA利用意向率は3割弱、 過去調査と比べて微増。 NISA口座で投資をしている人では9割弱、 NISA口座を保有しているが投資はしていない人では4割弱、 NISA口座を持っていない人では1割
NISAの認知
NISAの認知率は80.7%、 「内容を詳しく知っている」が23.3%、 「名前は知っている程度」が57.4%。 「内容を詳しく知っている」は男性で比率が高く、 男性30代と男性60・70代では3割強となっている。
NISAについて知っていること
NISA認知者にNISAについて知っていることを聞いたところ(複数回答)、 「非課税対象は、 株式や投資信託の値上がり益や配当金(分配金)」「口座開設は原則1人1口座」「非課税期間は、 投資した年から最長5年間」が4割前後。 「現在の制度は2023年まで。 2024年~5年間は新制度に変更」の認知率は8.0%と低くなっている。 女性10~50代では、 「いずれも知らない」が3~4割強。
NISA口座の保有・投資状況、 開設している金融機関
NISA口座の保有者は28.5%。 「NISA口座で投資を行っている」が21.6%、 「NISA口座を保有しているが、 投資はしていない」が6.9%となっている。NISA口座保有者が開設している金融機関は、 「SBI証券」が22.4%、 「楽天証券」「野村證券」が各10%台。 「SBI証券」は男性若年層、 「楽天証券」は若年層、 「野村證券」は高年代層で比率が高くなっている。
NISAの利用意向
NISAの利用意向率は28.6%、 過去調査と比べて微増している。 NISA口座で投資をしている人では9割弱、 NISA口座を保有しているが投資はしていない人では4割弱、 NISA口座を保有していない人では1割となっている。
NISA口座を開設する金融機関選定時の重視点
NISA利用意向者に、 NISA口座を開設する金融機関を選ぶ際の重視点を聞いたところ(複数回答)、 「手数料の安さ」が54.3%、 「株取引ができる」が35.7%、 「金融商品の種類が豊富」が28.6%となっている。 NISA口座保有金融機関別にみると、 『大和証券』『野村證券』では「株取引ができる」が1位。 「手数料の安さ」は、 『松井証券』『マネックス証券』で比率が高くなっている。