格付投資情報センター(R&I)は、三菱UFJ投信株式会社が運用する以下のファンドについて定例再調査を行った結果、従来の評価を維持したと2006年5月12日に発表した。
ファンド名 | 運用プロセス評価 |
三菱UFJ プライムバランス(確定拠出年金)(安定型/安定成長型/成長型) | AAAfp |
三菱UFJ ライフセレクトファンド(安定型/安定成長型/成長型) | AAAfp |
格付投資情報センターは、評価維持の理由として次の点を挙げている。
- 同ファンドを運用してきた旧東京三菱投信投資顧問株式会社は2004年10月に三菱信アセットマネジメント株式会社と合併した後、2005年10月にはUFJパートナーズ投信株式会社と合併している。しかし、この間に資産配分及び各マザーファンドの運用プロセスには運用に影響を及ぼすような変更がなされていないことが確認された。
- 資産配分について、基準ポートフォリオから乖離した資産構成比率となった場合に実施するリバランスのプロセスに変化はみられない。そのプロセスは明確であり、これまでも当該プロセスから逸脱した運用がなされたことはなく、また今後についてもその可能性は小さいと判断される。
- 同ファンドが投資対象とする4本のマザーファンドは、それぞれベンチマークとするインデックスへの連動を目指すパッシブファンドである。ともに十分な資産残高を有し、問題のないプロセスでポートフォリオが構築されていると認められるほか、安定したキャッシュフローとあいまってキャッシュ比率、先物比率は低水準で推移している。同社は2005年10月の合併後に当該運用を専門を行う部署を新設、パッシブ運用に対してこれまで以上にコミットする姿勢を示していることもあり、各マザーファンドともインデックスに連動する運用が安定的になされることが今後も期待できる。