みずほ投信投資顧問は、「資源国高金利ソブリンファンド(毎月決算型)」を6月22日に新規設定、運用開始する。同ファンドは、世界の資源国の中から、信用力と金利水準が相対的に高い10ヵ国の現地通貨建てソブリン債に概ね均等に投資することにより、安定した収益の確保と信託財産の中長期的な成長を目指すファンド。
「資源国高金利ソブリンファンド」の設定を前に、みずほ投信投資顧問では、次のように述べている。
世界の人口は新興国を中心に今後も増加傾向が予想されており、世界経済も新興国の高い経済成長を背景に拡大すると考えられることから、世界全体で資源の消費と需要は中長期的に拡大傾向が見込まれるとみずほ投信投資顧問は考えます。根強い資源需要を背景に、資源国のファンダメンタルズ(経済の基礎的要件)は改善・安定化し、格付けにも好影響を与え、安定的な経済成長が見込まれる資源国の「債券価格」・「通貨価値」の上昇が期待されます。また、資源国の金利水準は相対的に高く、資源国の現地通貨建て債券への投資魅力は今後さらに高まると考えられます。
当ファンドの運用は、アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーに委託し、資源国の現地通貨建てソブリン債へ投資を行うファミリーファンド方式で行います。投資国の選定にあたっては、BBB格相当以上(投資適格)の信用力、金利水準に加え、通貨価値やファンダメンタルズおよびソブリン債の市場規模・流動性等を考慮します。投資対象とする10ヵ国の通貨は異なることを基本とし、原則として、為替ヘッジは行いません。収益分配方針は、原則として、毎月安定的な収益分配を行なうことを目指します。
「資源国高金利ソブリンファンド」の販売会社は茨城銀行、愛媛銀行、トマト銀行で、6月1日(月)より募集が開始された。信託期間は信託設定日から平成31年6月19日まで。信託報酬は日々の純資産総額に対して年率1.6275%(税抜1.55%)。
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