大和アセットマネジメント株式会社は 2024年6月20日、「ドラッカー研究所日本株ファンド(資産成長型)(愛称:日本のリーダーズ)」を新規に設定した。同ファンドはNISAの成長投資枠の対象。
大和アセットマネジメントでは、株式運用における企業評価の精度向上には従来の財務情報に加え、知的財産などの無形資産「ミエナイチカラ」※1の定量的な評価が欠かせないと考えている。「ミエナイチカラ」とは、財務・非財務情報に関わらず、経営基盤として企業が保有する価値創出源でありながら測定が難しいもの。例えば無形資産である人的資本、ブランド等のこと。
同社は2022年に米経営学者ピーター・ドラッカー氏が設立したドラッカー研究所と包括的な業務提携契約を締結し、同年12月20日に「ミエナイチカラ」を定量化したドラッカー研究所スコアを用いた米国株式アクティブファンド「ドラッカー研究所米国株ファンド(資産成長型)」を設定した。ドラッカー研究所スコアはドラッカーの 5 つの原則にかかわる調査データに基づく米国企業のスコアリングで、過去数年にわたりウォールストリートジャーナルにて毎年 12 月に公表している。大和アセットマネジメントは、ドラッカー研究所スコアの日本国内における独占使用契約を締結している。
日本の資産運用会社として、同スコアを日本株にも応用したいとの思いから、ドラッカー研究所スコアの概念・手法に基づき、2024年3月に日本企業に対するドラッカー研究所スコア(「日本版ドラッカー研究所スコア」)の開発に至った。日本版ドラッカー研究所スコアはドラッカー研究所スコアの概念・手法に基づき、大和アセットマネジメントが開発実務を担って日本企業のスコアリングを行ったもの。
大和アセットマネジメントは次のように述べている。
同スコアを活用した日本株アクティブファンドを通じて、投資家の皆さまに良質なパフォーマンスを提供するとともに、日本企業の企業価値向上や日本株市場の発展に貢献してまいります。当社は、共に挑戦し続けるパートナーとして投資を通じチャンスある未来を実現します。