シティグループは、 日本における持続可能社会の実現に向けた取り組みで、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスと相互協力することに合意し、2019年6月21日、連携協力協定を締結した。
この協定は、 日本におけるサステナビリティへの理解を促進し、地域社会に持続可能な発展をもたらすために、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスが行っている取り組みを拡充、加速化することを目的に締結されたもの。
日本の産学官民で近年関心が高まるSDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)投資が、持続可能な社会の発展に不可欠であるという共通認識に基づき、この協定を通じて、シティグループが世界160カ国で培ったサステナビリティ分野における知見とノウハウを、同分野の研究に積極的な慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスに提供し、研究のさらなる進展に貢献することを目指している。
具体的な協力活動内容は今後検討されるが、現時点では以下が見込まれている。
- 投資分野における持続可能社会の実現(SDGsやESG)に向けた投資の発展についての共同研究
- 人材の育成や教育活動
- 慶応義塾大学SFC研究所xSDGコンソーシアムへのシティグループの参画と先進事例の提供
- カンファレンスやワークショップの共催
シティグループは、10年間で1,000億ドルの投融資や資金調達を行う環境ファイナンス目標を打ち出しているほか、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスの構成銘柄に18年連続で選定されるなど、サステナビリティ・ファイナンス分野における先進的な取り組みが高く評価されている。ほかにも、気候関連財務情報開示タスクフォースの提言に基づいて、他社に先駆けて気候関連情報の開示を開始するなど、持続可能社会の実現に向けた多くの取り組みを行っている。