日本FP協会、「くらしとお金のFP相談室」2018年度実施状況を公表


日本FP協会は、ライフプラン(生活設計)や家計管理等の生活全般にかかわるお金の不安や疑問について、ファイナンシャル・プランナー(FP)への相談を体験できる「くらしとお金のFP相談室」(以下、FP相談室)を札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・福岡の全国8カ所に常設している。今般、2018年度の実施状況をまとめ、2019年6月25日に公表した。

■2018年度のFP相談室実施状況 (2019年3月末現在)

2018年度の1年間に実施した相談実施総数は 874件(2017年度:870件)だった。相談の多かった上位3つの相談は、「ライフプランの立て方」「家計収支」「住宅ローン」だった。相談者の中心が30代・40代ということもあり、ライフプラン、家計収支とともに、住宅ローンの新規借入れや見直しに関する相談が多数となった。続いて、保険、リタイアメントプラン、教育資金、金融資産運用の順となった。

FP相談室は、CFP認定者(※)が相談員となり、50分間のFP相談(対面相談)を無料で実施している。同相談室では、CFP認定者への相談を通じて、生活設計など生活者一人ひとりが抱えるくらしとお金に関する悩みの解決に向けた手助けをしている。また、FPへの相談を体験してもらうことで、ファイナンシャル・プランニングの重要性を知ってもらい、FPの役割についても認知してもらうことを目的としている。

(※)同会が認定するファイナンシャル・プランナー(FP)の上級資格保有者。