カタリスト投資顧問株式会社は、 マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)のマザーファンドに投資助言を行う機関として、 同社の利益の一部をサステナブルな社会の実現に向けたコミュニティへ還元し、 投資のエコシステム(生態系)の強化に向けた取り組みを推進していくと2021年6月25日に発表した。
カタリスト投資顧問は次のように述べている。
当社は、 「変革期を迎える日本企業が真に変化するためのカタリストとなる」ことを企業理念とし、 日本のコーポレートガバナンスの向上を通じて、 企業が持続的に稼ぐ力と持続可能な社会の形成の両立に貢献することを後押ししています。 戦後、 日本は世界から奇跡とも称される復興と発展を果たし、 その成功体験は経営陣世代に強烈に刻み込まれました。 一方で、 現在の経営環境はめまぐるしく変化しており、 かつての輝かしい成功体験が今では日本企業の変化の重石となっています。 一部の経営者は企業変革の必要性に気付いており、 実際に変化を起こし始めている企業もありますが、 そのスピードは未だ十分とは言えません。 当社は、 変革期を迎える日本企業の変化を後押しすることで、 企業価値の向上を支援し、 高い運用リターンの実現と資本市場の活性化を目指しています。
また、 カタリスト投資顧問がマザーファンドに投資助言を行う公募投信「マネックス・アクティビスト・ファンド」は、 個人投資家と共に日本の未来を創造することを目指し設計されたアクティビストファンド。 2021年6月25日で運用開始から1周年を迎えた。 独自の運用アプローチで日本企業の変革を促進し、 ファンドのパフォーマンスは順調に推移している。 (2021年6月24日時点の基準価額12,854円、 年初来リターン+15.8%)また、 国連が掲げる持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標、 SDGs(持続可能な開発目標)のコンセプトとも親和性が高く、 経済発展と環境、 社会の持続性に貢献することを目指している。
カタリスト投資顧問は、「今後、 サステナブルな社会を実現していくためには、 エコシステム(生態系)の強化が必要となると考えており、 当社では主に金融・投資からの観点で下記のコミュニティへの還元に関する取り組みを推進して参ります」と述べている。
◆金融商品の枠組みを超えた「新しい投資体験」を通じた社会貢献
マネックス・アクティビスト・ファンドでは、 個人投資家の金融や投資に対する意識変革やリテラシー向上を促進するため、 積極的な情報発信や啓発活動、 コミュニティ作りを通じて、 いわゆる金融商品の枠を超えた「新しい投資体験」の提供を目指す。 社会貢献と財務リターンの両方を追求できる手段として、 マネックス・アクティビスト・ファンドの認知向上に取り組み、 投資家の皆様と共に、 日本の未来を創造することを目指す。
◆企業統治(コーポレートガバナンス)に係るコミュニティへの還元
コーポレートガバナンスは、 経営者に対して、 企業のオーナーである株主から選任された取締役が適切な監督をすることで実現する。特に社外取締役は少数株主を含むすべての株主の代表であることから、 取締役会における比率の増加、 能力、 多様性の観点から質の向上が期待されている。 カタリスト投資顧問では、その推進に寄与するイニシアティブへの賛同や啓発活動等を通じて量、 質の両面において支援していくことを目指す。
◆ 業界団体への支援
現状の課題として、 インベストメントチェーンを始めとする業界内での連携や協働の場が不足し、業界全体の高度化に遅れが出ていることで、国際社会における日本のプレゼンスが低いことが挙げられる。カタリスト投資顧問は、業界団体への支援を通じて、 日本における資産運用への関心や国内金融・資本市場への魅力度の向上に貢献していく。
◆ 研究活動 等 への支援
投資のエコシステムには様々なステークホルダーが存在するが、 カタリスト投資顧問はアカデミアによる持続可能な社会の形成、資本市場の健全化や資産運用の魅力度向上への貢献にも期待をしている。株主アクティビズムの効果についての学術研究が少なく、コーポレートガバナンス・コード等の効果測定が不十分という状況を踏まえ、意見交換、 研究サポート等を通じた学術界との連携も深めていきたいと考えている。
- タリスト投資顧問株式会社ウェブサイト: https://www.japancatalyst.com/
- マネックス・アクティビスト・ファンド 公式Twitterアカウント: https://twitter.com/MAF_PR