野村ホールディングスは、「野村グループ TCFDレポート2023」を発行したと2023年6月30日に発表した。
同レポートでは、気候変動に対する野村ホールディングスの基本的な考え方を示し、TCFD提言に基づき、同社の気候変動に関するリスクと機会およびサステナビリティに関する最新の取組みについて報告している。 野村ホールディングスは2021年9月、2030年までに同社の拠点で排出する温室効果ガス排出量のネットゼロを達成し、2050年までに投融資ポートフォリオの温室効果ガス排出量のネットゼロを達成する目標を公表した。脱炭素社会への移行に向けて、同社が提供できる気候変動や社会課題の解決に資する金融 サービスを紹介するとともに、気候変動リスクの影響を最も受けやすい信用リスク・エクスポージャーの 計測指標、複数の気候変動リスクシナリオに基づいた同社ポートフォリオへの影響の評価に対するアプローチ、ネットゼロ達成に向けた取組みなどを記載している。
野村ホールディングスは次のように述べている。
野村グループは「Drive Sustainability.」というコンセプトのもと、サステ ナブルな社会の実現と社会課題の解決を目的とした活動に積極的に取り 組んでいます。今後も、こうした取組みを継続的に強化するとともに、情報開示の拡充にも努め、持続可能な未来の実現に一層貢献していきます。