ラッセル・インベストメントは6月28日(米国時間)にラッセル・グローバル株インデックスの年次銘柄入替を実施した。これにより、新たに806銘柄が構成銘柄として追加され、構成銘柄数は9,800銘柄、時価総額は前年比20.1%増の53.3兆米ドルとなった。
追加された 806銘柄のうち、108銘柄は日本株式で、日本株式の組入れ銘柄数は1,253、時価総額にして4兆米ドルで、前年より約30%上昇した。日本は、銘柄数(108)、ウェイト(7.5%)ともに米国に次ぎ、二番目に大きい構成国。
追加および削除された銘柄の一覧は、以下の Web サイト(英語)で閲覧できる。
http://www.russell.com/Indexes/tools-resources/reconstitution.asp
ラッセルは、今年3月に主要なインデックス・プロバイダーに先行して、ギリシャを先進国から新興国に分類変更することを発表した。今回の銘柄入替により、ギリシャは新興国として分類される。
ラッセル・インデックスは、約4.1兆米ドルの資産のベンチマークとして採用されるとともに、約6,000億米ドルの資産が同インデックスに連動した商品として運用されている。
ラッセル・グローバル株インデックスの年次銘柄入替はラッセル米国株インデックスとともに行われ、その実施日は、多くの投資家が銘柄入替後のインデックスの構成比率を反映するために取引を行うため、特に米国では年間で最も取引量の多く、値動きがある日として投資家の注目を集めている。
ラッセルは、1984年にRussell 1000、Russell 2000などをはじめとする米国株式インデックス・シリーズを開発した。ラッセル米国株式インデックスは、投資可能な株式ユニバースを反映した初の浮動株修正済みインデックスで、米国機関投資家向けの運用商品の半分以上がラッセル米国株インデックスをベンチマークとしている。世界の投資可能な株式市場の上位98%をカバーしたラッセル・グローバル株インデックスは、2007年に発表された。
ラッセル・グローバル株インデックスをはじめとするラッセル・インデックスは、全体として世界80カ国、10,000銘柄以上をカバーし、サブ・インデックスを含め日々700,000以上のインデックスを算出している。
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