JPモルガン・アセット・マネジメントは、2013年7月8日、新ファンド「JPMジャパンマイスター」の募集を開始した。「JPMジャパンマイスター」は、日本の株式(全上場銘柄)の中から時価総額にこだわらず、成長性があり、かつ株価が割安と判断される銘柄を中心に選定して投資するファンド。銘柄の選定は、運用チームが行なう企業取材に基づくボトムアップ・アプローチ方式で行なわれる。
ファンドの募集開始にあたり、JPモルガン・アセット・マネジメントでは次のように述べている。
日本経済は、第2次安倍内閣による経済政策“アベノミクス”への期待や円高修正の動きを受けて、回復の兆しが見え始めています。また、日本企業は世界の中でも高い業績の改善が見込まれている一方で、現在の株価は過去と比較して未だ割安な水準にあり、今後の株価動向が注目されます。
「JPMジャパンマイスター」は、今後の上昇が期待される日本株式市場におけるすべての上場株式を投資対象とします。企業の時価総額にこだわらず、大型株から中小型株まで数多く存在するさまざまな投資機会を的確に捉え、成長性があり、かつ株価が割安と判断される企業を発掘し、機動的な運用を行っていきます。
「JPMジャパンマイスター」の運用は、パシフィック・リージョナル・グループの日本株式運用チームが担当する。同チームは、9名のポートフォリオ・マネジャーがアナリストを兼務し、運用担当者自らが機動的に企業取材を行なっている。JPモルガン・アセット・マネジメントによると、ポートフォリオ・マネジャーが様々な業種の企業を横断的に調査することによって、業種間の比較をした上でベストな銘柄を選定することが可能となり、また、企業取材やポートフォリオ・マネジャー陣による意見交換の結果が、いち早く投資に反映できる。
また、同社では、現在、日本の成長力と投資魅力への理解促進を図るキャンペーン「いいね!ジャパン~いま注目。日本の成長力と、匠の運用力。~」を展開するなど、日本株式の投資機会の紹介、提供に注力している。
「JPMジャパンマイスター」の当初申込期間は2013年7月8日から同年7月11日、設定日は2013年7月12日。ファンドの販売は、2013年7月8日より、三菱東京UFJ銀行、新生銀行、千葉銀行、西日本シティ銀行、岩井コスモ証券、中銀証券で開始されたほか、7月22日に関西アーバン銀行、7月23日には八十二銀行で開始される。
ファンドの信託期間は2013年7月12日から2023年7月11日まで、信託報酬は純資産総額に対して年率1.7325%。
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