JPモルガン・アセット・マネジメントは、2013年7月8日、新ファンド「JPMグローバル医療関連株式ファンド」の募集を開始した。「JPMグローバル医療関連株式ファンド」は、先進国における高齢化の進展や新興国における生活水準の向上などを背景とした、医療関連企業の成長に着目して運用を行なう。ファンド・オブ・ファンズ方式により、世界の医療関連企業の株式に投資する「グローバル・ヘルスケア・ファンド」の組入比率を高位に保つとともに、円建ての公社債に投資する「マネープール・ファンド」にも投資する。また、「グローバル・ヘルスケア・ファンド」は、年4回(1月、4月、7月、10月)の決算時に分配することを目指すファンドであり、為替ヘッジは行なわない。
JPモルガン・アセット・マネジメントでは、募集開始にあたり次のように述べている。
先進国における安定需要、新興国における成長性から、今後も拡大が見込まれる医療関連市場医療関連の需要は、生活環境や経済環境の変化により、先進国、新興国ともに拡大しています。先進国の一人当たり医療支出は既に高水準で、引き続き医療関連企業の収益源として期待される一方、まだ低水準である新興国では、今後の経済成長に伴う増加が予想されます。さらに、新技術による治療の革新など大きな成長の可能性がある分野も存在し、今後も医療関連企業のビジネスチャンスは広がっていくと考えられます。先進国においては、特に、テクノロジーの進化を活かして新たな医薬品を開発するバイオテクノロジー企業の成長が期待されています。また、高齢化が進むことにより、バイオテクノロジーをはじめ、医薬品、医療機器など幅広い分野で安定的な需要が見込まれています。
一方、新興国は、医薬品の中でも安価なジェネリック医薬品の潜在的な巨大市場として期待されるほか、生活習慣の変化や所得の向上による医療ニーズの高まりが医療関連市場を牽引すると見られます。このような医療関連分野の拡大に伴って、医療関連企業の収益性が向上し、魅力的な投資機会が生まれています。
「JPMグローバル医療関連株式ファンド」は、こうした世界の医療関連企業の成長性に着目して運用する「グローバル・ヘルスケア・ファンド」に投資する。「グローバル・ヘルスケア・ファンド」は、「JPモルガン・アセット・マネジメント」グループのグローバルなネットワークを活用して、各地域担当のヘルスケアセクターアナリストが行なう調査・分析に基づき、ポートフォリオが構築される。
ファンドは、当初申込期間を7月8日から7月25日、設定日を7月26日とし、7月8日時点の販売会社は岡三証券となっている。信託報酬は純資産総額に対して年率1.2915%、信託期間は2013年7月26日から2023年7月25日まで。
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