JTB、確定拠出年金情報提供アプリの導入支援サービス開始


JTB グループで会員制福利厚生サービスを提供する株式会社 JTB ベネフィットは、未来貯金株式会社との提携により、企業型確定拠出年金制度導入組織への課題解決ソリューションとして確定拠出年金情報提供アプリ「みらいナビ」の導入支援サービスを2018年7月11日(水)より開始する。

2001年から始まった企業型確定拠出年金(以下、 DC)は、 2018年3月には3万超の事業所と650万人に迫る加入者となり、年々その数を伸ばしている。しかしながら、 知識不足と運用リスクを避けるためDC資産が元本確保型商品に偏り、低金利が続く近年ではインフレリスクを抱え込むことになり、制度本来の目的を果たせているとは云い難い状況にある。

このような中で、 本年5月に施行した改正確定拠出年金法では、 DC導入後の従業員への継続投資教育が『配慮義務』から『努力義務』として事業主の責務が重くなった。

JTBベネフィットは、 「えらべる倶楽部」による現役従業員の福利厚生制度の充実に加えて、 退職後の資金確保の一助としてDC関連のサービスを提供しているが、今回はその一環として、 DC導入組織向けに未来貯金社が開発した「みらいナビ」の導入支援サービスを開始する。

「みらいナビ」は、 身近なスマホアプリで簡単便利な確定拠出年金の情報提供を実現し、 事業主・加入者それぞれの課題をまとめて解決できるDC活用のための全く新しい「情報提供アプリケーションサービス」。 各社の制度に合わせてカスタマイズでき、 このアプリ一つで1.情報取得(メッセージ、 金融・市場状況、 シミュレーション等)2.運用サポート(スイッチングサポート、 評価損益確認)3.資産状況把握(資産時価額、 ファンドのラインナップ)4.学習(動画研修、 テキスト学習、 用語解説)の4つの機能を持つ。JTBベネフィットによると、「みらいナビ」の導入により事業主は継続投資教育の『努力義務』を遂行、 加入者は上手な資産形成ができることになる。

「みらいナビ」の価格は初期設定費用5万円、 月額利用料加入者1名あたり100円(年間1,200円)を基本とし3年後には100万人を超える利用者を目標に、 DCを利用した効果的な資産運用を2社でサポートしてゆく。

■アプリイメージ