日本FP協会は、ライフプラン(生活設計)や家計管理等の生活全般にか かわるお金の不安や疑問について、ファイナンシャル・プランナー(FP)への相談を体験できる「くらしとお金のFP相談 室」を札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・福岡の全国8カ所に常設している。このたび、 2019年度の実施状況ならびに過去4年分の相談テーマの推移をまとめて公表した。
2019年度のFP相談室実施状況 (2020年2月末現在)
2019 年度の 1 年間に実施した相談実施総数は 790 件(2018 年度:874 件)だった。相談テーマの上位 3 つは、「ライ フプランの立て方」「家計収支」「保険」だった。相談者の中心が 30 代・40 代ということもあり、これからの人生設計や 日々の家計の見直しに関する相談が多数となった。(※新型コロナウイルス感染症の影響により3月は中止)
年度別 相談テーマ トップ3
今年度は2016年度から4年分の相談テーマの推移も集計した。
毎年、ライフプランに関する相談が1位を占めており、直近2年では家計収支が2位に続いている。FP協会によると、それ以外では保険や住宅ローンがランクインする等、月々の生活費等の見直しに関心が高まっていることがうかがえる。
FP相談室は、FP協会が認定するFPの上級資格であるCFP認定者が相談員となり、50分間の対面相談を無料体験してもらうもの。FPへの相談を通じて、生活者一人ひとりが抱えるくらしとお金に関する悩みの解決に向けた手助けをしている。また、FPへの相談を体験してもらうことで、ファイナンシャル・プランニングの重要性を知ってもらい、FPの役割についても認知してもらうことを目的としている。