日本FP協会は、2019年6月9日・16日に全国16地区で実施された2019年度第1回CFP資格審査試験の合格発表を7月17日に行った。今回の受験申込者数は11,967名、受験者数は9,878名で、全6課目合格者は646名となり、受験者総数(9,878名)に対する全課目の合格者(646名)の輩出率は6.5%だった。
CFP資格審査試験の合格者は、今後、CFPエントリー研修を受講修了し、かつ3年の実務経験要件を申請し、登録することでファイナンシャル・プランナーの上級資格であるCFP資格を取得することができる。また、受験申込者(11,967名)の業態割合は、証券会社36%、保険会社・保険代理店18%、銀行・信金等17%、一般の事業会社・協同組合9%、FP事務所・士業事務所5%、不動産・住宅3%、官公庁・学生・主婦・その他11%となっており、金融機関以外に勤務する多くの人もCFP試験合格を目指している。
日本FP協会によると、CFP資格審査試験は、ライフプランニング・リタイアメントプランニング、金融資産運用設計等、計6課目に合格する必要があるが、1課目ずつ受験し合格することができるため、FPに必要な各分野の専門的で高度な知識について、受験者のキャリアプラン等にあわせて、計画的に習得することができる試験となっている。日本FP協会では、CFP資格審査試験を年2回(6月・11月)実施しており、次回の試験は、
2019年11月10日・17日(ともに日曜日)に実施予定。
※CFP資格は、サーティファイド ファイナンシャル プランナー®資格の略称で、1972年に米国で創設されたファイナンシャル・プランナー資格であり、世界で認められた共通水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できることの証明。また、日本では、近年、金融機関をはじめとしてCFP資格が高く評価されており、就職・転職等においても、有用な資格のひとつとなっている。