日本FP協会、2018年度第1回CFP資格審査試験合格者発表


日本FP協会は、2018年6月10日・17日に全国15地区で実施された2018年度第1回CFP資格審査試験の合格発表を2018年7月18日に行った。同試験の受験申込者数は10,815名、受験者数は9,002名だった。そのうち、同試験で全6課目合格となったのは571名で、受験者総数(9,002名)に対する全課目の合格者(571名)の輩出率は6.3%だった。

同試験の合格者は、今後、CFPエントリー研修を受講修了し、かつ3年の実務経験要件を申請し、登録することでファイナンシャル・プランナーの上級資格であるCFP資格を取得することができる。

また、同試験の受験申込者(10,815名)の業態割合は、証券会社30%、保険会社・保険代理店21%、銀行・信金等19%、一般の事業会社・協同組合が9%、FP事務所・士業事務所が6%、不動産・住宅が4%、官公庁・学生・主婦・その他が11%となっており、金融機関に勤務する人以外でも多くの人がCFP試験合格を目指している。

CFP資格審査試験は、ライフプランニング・リタイアメントプランニング、金融資産運用設計等、計6課目に合格する必要があるが、1課目ずつ受験し合格することができるため、FPに必要な各分野の専門的で高度な知識について、受験者のキャリアプラン等にあわせて、計画的に習得することができる試験となっている。日本FP協会では、CFP資格審査試験を年2回(6月・11月)実施しており、次回の試験は、2018年11月11日・18日(ともに日曜日)に実施予定。

※CFP資格は、サーティファイド ファイナンシャル プランナー資格の略称で、1972年に米国で創設されたファイナンシャル・プランナー資格であり、世界で認められた共通水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できることの証明。また、日本FP協会によると、日本では、近年、金融機関をはじめとしてCFP資格に高い評価を得ており、就職・転職等においても、有用な資格のひとつとなっている。