日本FP協会は、2022年に日本での導入30周年を迎え、世界が認めるプロフェッショナルFPの証で、FPの頂点とも言える「CFP資格」の2022年度第1回CFP資格審査試験の合格発表を2022年7月20日に行った。
2022年6月12日・19日に全国16地区で実施し、今回の出願者数は14,499名、受験者数は12,428名で、全6課目合格者は840名となり、受験者総数(12,428名)に対する全6課目合格者(840名)の輩出率は6.8%だった。
本試験の合格状況や合格者の属性データ
CFP資格審査試験の合格者は、今後、CFPエントリー研修を受講・修了し、かつ3年以上の実務経験要件を満たし、所定の手続きを行うことで、CFP資格を取得することができる。
また、出願者(14,499名)の業態割合は、証券会社48%、保険会社・保険代理店13%、銀行・信金等17%、一般の事業会社・協同組合7%、FP事務所・士業事務所4%、不動産・住宅3%、その他8%となっており、金融機関以外に勤務する人もCFP資格審査試験合格を目指している。
CFP資格審査試験は、ライフプランニング・リタイアメントプランニング、金融資産運用設計等、計6課目に合格する必要があるが、1課目ずつ受験することができるため、FPに必要な各分野の専門的で高度な知識について、受験者のキャリアプラン等にあわせて、計画的に習得することができる試験となっている。
日本FP協会では、CFP資格審査試験を年2回(6月・11月)実施しており、次回の試験は、2022年11月13日・20日(ともに日曜日)に実施予定。
※CFP資格は、サーティファイド ファイナンシャル プランナー資格の略称で、 1972 年に米国で創設されたファイナンシャル・ プランナー資格であり、 世界で認められた共通水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供 できることの証明。 また、日本FP協会によると、日本では、近年、金融機関をはじめとして CFP資格に高い評価を得ており、就職・転職等においても、有用な資格のひとつとなっている。