格付投資情報センター、「ニッセイ日経225インデックスファンド」の評価を「AAAfp」に維持


格付投資情報センター(R&I)は、7月21日に、ニッセイアセットマネジメント株式会社が運用する「ニッセイ日経225インデックスファンド」の運用プロセス評価につき定例再調査を行った結果、従来の評価である「AAAfp」を維持すると発表した。

R&Iは、評価維持の理由を次のように述べている。

  1. 当ファンドについて、ベンチマークである日経平均株価と高い連動性を実現することのできるプロセスが引き続き実践されていることが今回の定例再調査において確認された。まず、主要投資対象であるマザーファンドが、ベンチマーク算出と同様の方法であるベンチマーク採用全銘柄(225銘柄)について等株数投資を行う完全法で運用されていることが挙げられる。次に、ベンチマーク採用銘柄に除外、新規採用があった場合、ベンチマーク算出と全く同じタイミングでファンドにおいても当該銘柄の売却、購入を現在は行っていることが挙げられる。
  2. また、当ファンドはマザーファンドを常にほぼ100%組み入れており、組みいれているマザーファンドでは一定の残高を有するなか、実質株式組入比率がほぼ100%、先物比率が低水準を維持するような運用が一貫して行われている。さらに、設定・解約に関する情報を適切に入手することにより、キャッシュフローがファンドへ与える影響を最小限に留めるような運用が引き続きなされているといえる。
  3. マザーファンドの運用担当者が2006年1月に前任の伊藤ポートフォリオマネージャーから池田ポートフォリオマネージャーに交代している。池田ポートフォリオマネージャーのパッシブファンドを含む運用経験は短期間であるが、運用手法が等株数投資の完全法であることのほか、前任者が副担当者として引き続き運用に携わっていることなどから、交代の影響はさほど大きくないと認められる。