マーサージャパン株式会社は、企業年金運用コンサルティング・サービスのためにリターンのデータを収集している運用プロダクトの中から、優れた成績を上げた運用プロダクトを表彰する、マーサーMPA(Japan)アワードを2024年7月31日に発表した。
受賞運用プロダクトは、以下の表の通り。
今年で第22回(22年目)を迎えたマーサーMPAアワードは、企業年金などの機関投資家向けの運用リターンに関する表彰として、マーサーが初めて実施したもの。国内株式や外国株式など年金運用で使われる主要なカテゴリーに分け、2024年3月までの5年あるいは3年の実績を評価してきたが、マーサーは、今回が最後の表彰となることも併せて発表した。
今回受賞した20プロダクトの中で、初受賞は5プロダクトとなった。
マーサージャパンの資産運用コンサルティング部門リーダーである今井俊夫氏は、次のようにコメントしている。
マーサーMPAアワードの受賞、おめでとうございます。困難な環境下でも投資家のために努力を惜しまない運用機関に敬意を 表し、少しでも励みになればと、マーサーは22年にわたり優れたアクティブ・マネジャーの表彰を続けて参りました。eVestmentとのデータベースの統合を区切りとして、表彰は今回を最後とさせていただくことになりましたが、今後も、投資家へのコンサルティングを通じて、及ばずながら資産運用業界の発展に尽くして参ります。
マーサーMPAアワードについて
マーサーMPAアワードは、マーサージャパンが日本における企業年金、あるいは機関投資家向けのコンサルティング・サービスを提供するために、収集・管理している円ベースの運用リターンの中から、優れた結果を達成した運用プロダクトを讃えるもの。賞の名前は、マーサーで運用リターンを分析するソフトウェアの名前(MPA=Manager Performance Analytics)に由来する。
マーサーMPAアワードの評価方法と表彰対象について
企業年金運用における主要なカテゴリー毎に5年あるいは3年で、トータル・リターンと代表的なインデックスに対するインフォメーション・レシオをそれぞれ基準化した数字を合計し、カテゴリー内の上位 10%(ただし、最大8プロダクトまで)あるいは上位3位のファンドの多い方を選定する(なお、国内株中小型、国内債券と外国債券はトータル・リターンのみ)。表彰対象とする運用プロダクトは、マーサーが管理する運用パフォーマンス・ユニバースに選定基準日時点で登録されているプロダクトのうち、日本国内に拠点を持つ会社が提供する運用プロダクトとし、その中で、マーサーが予め定めた基準(受賞意思の表明、カテゴリーの特性、最低資産額、実際の運用でのリターン、国内拠点の存在)に合致したプロダクトとしている。そのため、マーサーの運用パフォーマンス・ユニバース中には、受賞プロダクトよりも優れた運用パフォーマンスを挙げながらも受賞基準を満たさないことから受賞していない運用プロダクトがある場合がある。
注:マーサーMPAアワードは過去の定量結果だけによる表彰であり、マーサーがマーサーの顧客に運用商品を推薦する場合に利用する定性評価とは無関係である。運用商品のリターン・データは運用報酬控除前であり、顧客が利用する際には運用報酬の違いを考慮する必要があるので、表彰対象と同じ期間に表彰された運用商品を使っていても、表彰と同一の結果を得られるわけではない。また、表彰に利用した評価基準が適切な方法であると保証するものではなく、表彰のために使ったデータや計算が正しいものであると保証するものでもない。マーサーはこのアワードを受けた運用会社について何の保証をするものでも責任を持つわけではない。過去の実績は将来のリターンを保証するものではない。