日興アセットマネジメント、「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」「Tracers グローバル3分法(おとなのバランス)」の「諸費用」の上限年率を引き下げ


日興アセットマネジメントは、「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」と「Tracers グローバル3分法(おとなのバランス)」について、2023年8月4日付で、「諸費用」の上限年率を引き下げると発表した。

Tracersの諸費用の上限年率引き下げ

日興アセットマネジメントの「Tracers(トレイサーズ)」シリーズは、ネット専用ノーロード・低コストのパッシブファンドシリーズ。一般的に投資信託の「コスト」は、ノーロードを前提とすれば「信託報酬」と「信託報酬以外の費用(「その他の費用」など)」に分かれる。Tracersシリーズでは、その双方を隅々まで点検し、それぞれにおいて徹底したコスト削減に取り組んでいる。今回、対象2ファンドにおいて、実際のコストを再点検し、さらなるチャレンジとして、諸費用の上限年率を引き下げた。

 

「Tracers」シリーズのコスト設計について

「諸費用」の上限設定

一般的に投資信託の「総コスト(総経費率、トータルコスト)」は、「信託報酬」と「その他の費用・手数料」の合算となる。Tracersシリーズをはじめとした日興アセットマネジメントの投資信託では、「その他の費用・手数料」の内訳として「諸費用」「売買委託手数料等」を設けている。「その他の費用・手数料」は決算経過後の運用報告書で開示されるが、ファンド購入時から運用コストの全体像が把握しやすくなるよう、日興アセットマネジメントでは「諸費用」に上限を示している。

「Tracers」シリーズのコスト設計

指数の商標使用料(ライセンスフィー)の扱い

日興アセットマネジメントでは、かねて指数ライセンスフィーを同社役務の対価である信託報酬とは分離する考え方を採っている。指数ライセンスフィーは指数業者に支払う費用であり、またファンド規模などによって金額が異なる。そのため、同社の運用する投資信託ならびにETF(上場投資信託)の多くにおいては、「その他の費用・手数料」に含めている。

指数の商標使用料(ライセンスフィー)の扱い

日興アセットマネジメントは次のように述べている。

Tracersシリーズでは、販売会社や受託銀行の協力も得て信託報酬を低減し、それ以外の費用を信託報酬とは区別してひとつひとつ精査し、規律と透明性の高いコスト設計を追求することによって、これからも投資家の皆さまの期待に応えてまいりたいと考えています。

 

・Tracers特設ページ : https://www.nikkoam.com/sp/tracers