コモンズ投信、「コモンズ社会起業家応援プログラム」のインパクトレポートを発行


コモンズ投信株式会社は、2009年のコモンズ30ファンド運用開始当初から続けているファンドに紐づく寄付の仕組み「コモンズSEEDCap」の15年の節目にあたり、これまでの活動の軌跡と生み出したインパクトをまとめた「SEEDCap 15周年記念 寄付インパクトレポート」を作成した。「コモンズSEEDCap」はコモンズ投信受益者と共に社会課題解決のために寄付に取り組むスキームで、このレポートでは、これまで14人の社会起業家への寄付を通して生み出してきた社会的価値(リターン)を可視化しどのようなインパクトがあったのかを定量的に取りまとめて提示している。

「SEEDCap 15周年記念 寄付インパクトレポート」
https://www.commons30.jp/pdf/donation/seedcapreport.pdf

コモンズSEEDCap(コモンズ社会起業家応援プログラム)」インパクトレポート

コモンズ投信の寄付のスタンスについて

コモンズ投信は、ビジョンにも掲げている「意思あるお金が循環し希望あふれる世界の実現」を目指している。また、長期投資を経済的リターンと社会的リターンの両面から捉え、そのふたつが両輪としてまわってこそ、社会や事業はサステナブルであるという考えのもと、インベストメントチェーンの高度化の中に寄付をも取り込み、次世代をよくするお金の循環に取り組んできた。

受益者からの資金をコモンズ投信が預かり、未来を創る企業に投資する。その企業と対話をしながら長期的な企業価値の向上を投資家として支援する。企業の努力によって生み出された価値は世の中をより豊かにし、その果実はファンドを通じて投資家に還っていく。そして新たにうまれた価値の一部は投資では解決が難しい社会課題に取り組む社会起業家を応援するため寄付にまわす。

コモンズ投信が橋渡し役となって、今日よりもよい明日を築く意志あるお金の循環を少しずつ大きくしていきたいと考えている。コモンズ投信は、「自分にも、社会にも、いい投資」の実践であるとしている。

 

コモンズSEEDCapについて

「コモンズSEEDCap」は、当初から「社会課題の解決に取り組む社会起業家を応援する」というコンセプトのもと、コモンズ投信とファンドの受益者が一体となってその活動を支援することを大事にしてきた。同社では、このようなファンドに紐づく参加型の寄付の形態をとることにより、寄付の出し手、受け手ともに大きな力が得られることを実感している。そのためコモンズ投信は社会課題を知り、当事者意識を持って寄付や活動に参加する機会を積極的に提供している。

コモンズ投信は、「運用会社が、受益者と共に社会課題解決のために寄付に取組むという大変めずらしいスキームですが、これからの金融のかたちを模索しながら前進したいと思います」と述べている。

社会におけるコモンズ投信のありかた

今回のレポートについて

コモンズ投信は、運用ファンドを通じ長期投資によって企業と共に価値を創ることにこだわってきた。創業から15年を経て、それらは着実な経済的価値(リターン)を生むことも証明してきた。15年の節目にあたり、同様に取り組んできた寄付についてもどのような価値を生み出せているのかをICHICOMMONS社の協力を得て定量的なアプローチで取りまとめることを試みた。このレポートにおいては、前述した受益者と共に生み出してきた社会的価値(リターン)を可視化し、どのようなインパクトがあったのかを提示している。

コモンズSEEDCap

コモンズ投信は次のように述べている。

これからも当社は、「長期投資によって意思あるお金が循環し希望あふれる世界の実現」にむけて、「よりよい明日」につながる様々な投資と寄付の取り組みを進めてまいります。引き続きご注目ください。