ラッセル・インベストメント、『ストラテジストの市場見通し』(2013 年7~9 月期)を発表


米国フランク・ラッセル・カンパニー(本社:米国ワシントン州シアトル市)は、北米、欧州、アジア太平洋を拠点とするラッセル・インベストメントのストラテジストおよびエコノミストがグローバル株式市場の見通しをまとめた『ストラテジストの市場見通し』(2013 年7~9 月期)を発表し、2013年後半のグローバル市場が前半より安定感を示す、また、株式は小幅ながら債券をアウトパフォームするとの見通しを明らかにした。

レポートの要旨は以下のとおり。

  • 世界経済は、堅固な米国経済に世界経済が依存した1984 年に似た様相を呈すると見られる
  • 米国経済には大きな下方リスクは認められない一方で、上昇余地にも限りがあると見られ、連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに転じる時期は2015 年後半以降を予想している
  • 日本経済は、日本への信認、経済成長、企業業績の回復という点で「アベノミクス」が奏功している
  • ユーロ圏は、“更なる悪化”は見られず、2013 年7~9 月期に景気後退期を脱する可能性が高い
  • 新興国市場は、短期の予測は引き続き厳しいものの、中期的には魅力的なバリュエーション、輸出の回復、およびより堅調な世界経済成長に支えられ、良好なリターンを獲得できると見られる
  • 市場の調整は転換点を示すものではなく、本年前半ほどの差はないものの、2013 年後半も引き続き株式が債券をアウトパフォームすると思われる

『ストラテジストの市場見通し(抄訳版)』(2013 年8 月)は、こちらからダウンロードできる。

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