リフィニティブ・ジャパン株式会社は、2019年8月21日、「スターマイン・アナリスト・アワード・フロム・リフィニティブ・ジャパン 2019」を発表した。同アワードはリフィニティブのスターマイン独自の測定基準によるもので、日本株式アナリストおよび証券会社の表彰は今年で15年目となる。
本年度のアナリスト・アワードでは、証券会社部門で大和証券が1位、ゴールドマン・サックス証券と野村證券が2位で並びました。投資判断総合部門はメリルリンチ日本証券の岩井崇氏、業績予想部門はみずほ証券の鈴木博行氏がそれぞれ選ばれた。
スターマインは、投資判断による超過収益率および業績予想の正確性に基づき、独自の確固たるメソドロジーによりセルサイド株式アナリストのパフォーマンスを客観的に評価するもの。2019 年のアナリスト・ランキングは、昨年7月1日から今年6月30日の12 カ月間の推奨銘柄のパフォーマンス、また業績予想に関しては直近会計年度ベース(2019年3月期)の予想にそれぞれ基づき、優れた成果を挙げたアナリストを選出した。
リフィニティブ・ジャパンの富田秀夫氏は次のように語っている。
授賞したアナリストならびに各企業の皆様に心よりお祝い申し上げます。スターマイン・アナリスト・アワードは、独自に開発した頑健性の高いメソドロジーによりセルサイド株式アナリストのパフォーマンスを客観的に評価するもので、今年で15年目を迎えました。セルサイドのアナリ
スト評価方法として金融業界でも注目を集めており、リフィニティブでも、引き続きリサーチの高度化に貢献するための取り組みを進めていく所存です。
アワードは、当該業種ベンチマークに対する推奨銘柄のパフォーマンスに基づく「投資判断部門」と、同ピア・グループと比較した収益予想の正確性による「業績予想部門」、両部門での表彰アナリストの合計人数で上位証券会社を表彰する「証券会社部門」に分かれている。
ランキング対象アナリスト数および証券会社数
ランキングにおいて日本株アナリスト399名が投資判断総合部門と業績予想総合部門の双方で対象となった。このうち投資判断は354名、業績予想は386名でした。対象アナリストが所属する証券会社数は 29社。業界のベンチマークを上回る成績「エクセス・リターン」を挙げた対象アナリストの割合は53%と、これらアナリストが投資判断で成功していることが示された。
スターマイン・アナリスト・アワード・ジャパン 2019の表彰アナリスト・証券会社一覧
(*敬称略) :
1. 証券会社部門
順位 会社名
1 位 大和証券
2 位 ゴールドマン・サックス証券
2位 野村證券
2. 投資判断総合部門(総合 1 位)
アナリスト 会社名
岩井崇 メリルリンチ日本証券
3.業績予想部門(総合 1 位)
アナリスト 会社名
鈴木博行 みずほ証券
4. 投資判断部門(業種別の各 1 位)
業種 アナリスト 会社名
自動車 垣内真司 モルガン・スタンレーMUFG証券
銀行 デイビッド・スレッドゴールド キーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズ
化学 榎本尚志 メリルリンチ日本証券
エネルギー 張谷幸一 いちよし経済研究所
&公共事業
娯楽 岸本晃知 岡三証券
金融サービス デイビッド・スレッドゴールド キーフ・ブリュイエット・アンド・ウ
ッズ
食品・飲料 下川寿幸 立花証券
ヘルスケア 山崎清一 いちよし経済研究所
ホテル・ 該当なし 該当なし
レストラン&レジャー
家庭用耐久財 綾田 純也 ドイツ証券
資本財・ 寺田寛之 ハイトンインターナショナルジャパン
インベスト
サービス
インタラクティブ 該当なし 該当なし
・メディアおよびサービス
機械 高山周作 岡三証券
メディア 納博司 いちよし経済研究所
金属&紙製品 ファム・タアインハ ジェフリーズ証券
・林産品
不動産 竹内一史 UBS証券
小売り 河野祥 ゴールドマン・サックス証券
ソフトウェア 岩渕啓介 岡三証券
&ITサービス
テクノロジー 花屋武 SMBC日興証券
ハードウェア
電気通信サービス ニール・アンダーソン HSBCグローバル・リサーチ
商社・流通業 成田康浩 野村證券
運輸 吉田真司 CLSA証券
5. 業績予想部門(業種別の各 1 位)
業種 アナリスト 会社名
自動車 湯澤康太 ゴールドマン・サックス証券
銀行 松野真央樹 みずほ証券
化学 榎本尚志 メリルリンチ日本証券
エネルギー& 荻野零児 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
公共事業
娯楽 森はるか JPモルガン証券
金融サービス 原貴之 SMBC日興証券
食品・飲料 角山智信 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
ヘルスケア 吉田正夫 いちよし経済研究所
ホテル・ 石原太郎 大和証券
レストラン&レジャー
家庭用耐久財 榮哲史 大和証券
資本財・サービス 吉田純平 野村證券
インタラクティブ 該当なし 該当なし
・メディアおよびサービス
機械 堀田賢人 メリルリンチ日本証券
メディア 長尾佳尚 野村證券
金属&紙製品 鈴木博行 みずほ証券
・林産品
不動産 竹村淳郎 モルガン・スタンレーMUFG証券
小売り 河野祥 ゴールドマン・サックス証券
ソフトウェア 田中秀明 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・ITサービス
テクノロジー 高山大樹 ゴールドマン・サックス証券
ハードウェア
電気通信サービス 安藤義夫 大和証券
商社・流通業 森本晃 SMBC日興証券
運輸 ネイサン・ジー メリルリンチ日本証券
スターマイン・アナリスト・アワードについて
「スターマイン・アナリスト・アワード」はリフィニティブのアナリスト・ランキングに基づくもので、投資推奨による収益率および収益予想の正確さを基準にして世界のトップ・アナリストおよび証券会社を評価している。同ランキングはリフィニティブI/B/E/Sの収益予想データと銘柄推奨データ、およびGICS (Global Industry ClassificationSystem) の業種分類を採用している。アワードは、1998年より業界で採用されているスターマインが集計する株式アナリストのパフォーマンス・データを用いて選出されている。