コモンズ投信は、機関投資家専用ファンド「コモンズ・サステナビリティファンド」の運用を開始する。当初設定日は、2021年8月31日(火曜日)。
コモンズ投信は、「コモンズ・サステナビリティファンド」の設定の目的について、次のように述べている。
当社は、2009年に運用を開始した30年目線での長期投資ファンド「コモンズ30ファンド」、2013年に運用を開始した「ザ・2020ビジョン」を通じ、「対話」を軸に企業の長期的な価値創造に貢献してまいりました。その中でも、特に長期的な課題についての非財務情報の調査・分析の知見を深め、実践してまいりました。企業活動を行う上で、近年特に求められるようになったESG(環境・社会・企業統治)要素は、財務情報だけでは不十分であり、対話を通じた長期投資を実践してこそ、その見極めが可能になると考えています。また、創業以来続けてきた寄付活動を通じ、社会課題に対する知見も培ってまいりました。これらは、社会がどのようなインパクトを企業に期待しているのか、さらにそれを実践する企業にはどのようなサスティナビリティが求められるのかを見極める際の視点に活きていると考えています。
これら、非財務情報の調査・分析の知見、社会課題に対する知見を活かし、持続可能な社会の実現に向けて取り組む企業に投資するファンドを設定することで、意志あるお金を循環させ社会にポジティブインパクトを創出していきたいと考えています。
また、当ファンドの取り組みに賛同いただいた静岡・山梨アライアンスを結ばれている株式会社静岡銀行と株式会社山梨中央銀行からの運用の受託もいただいています。
「コモンズ・サステナビリティファンド」の特色
主な特色は下記のとおり。
1. 持続可能な社会の実現に向けて、積極的に取り組む国内企業に長期的な視点で投資を行う。
- 投資先企業の長期的な成長につれて、社会へのポジティブインパクトも大きくなるイメージが出来る企業に投資をする。
- 国連開発計画(UNDP)のSDGインパクト基準などを参考に、ボトムアップによる銘柄選択を行う。
2. 投資対象は、10~50銘柄程度に厳選投資を行う。
- 投資先企業との対話を重視し、50銘柄程度までの厳選投資を行います。大型株から小型株までを投資対象とする。
→コモンズ投信のHP