責任投資の世界的提唱者である責任投資原則(PRI)は、2020 PRIアセス メント・レポートを発表した。インベスコ(Invesco Ltd.)はPRI署名機関であり、責任投資への取組みに おける「戦略&ガバナンス(Strategy & Governance)」において4年連続となるA+の最高評価を受け、またすべてのカテゴリーにおいてAまたはA+以上の評価を 獲得したと2020年9月4日に公表した。
PRIは、署名機関が前年対比かつ他社比較においてどのような進捗を見せている かを毎年評価、投資分野は6段階評価(A+、A、B、C、D、E)となっており、A+は95%以上のスコアを獲得したことを示す最高ランク。
PRIは、責任投資に関する6原則を実践するため、国際的な署名機関のネットワーク と協働している。PRIの目的は、環境・社会・ガバナンス(ESG)の投資におけるイ ンプリケーションを理解し、署名機関がESG課題を投資意思決定に統合することをサポートすること。6原則は投資家により設定され、国連によって支持されている。2020年3月末時点で、 PRI署名機関は3,038機関あり、運用資産総額103.4兆米 ドルに上る。
インベスコは次のように述べている。
インベスコはESG投資にコミットしています。我々は、ESGは持続的な価値の創造とリ スク管理に影響すると考えており、ESGモメンタム(ESG評価の変化)は投資機会 になり得ると考えます。 我々はこの分野において、受託者責任に沿ったESGの実 践に努めることで、お客様から信頼されるパートナーとして活動しています。我々のポリ シーやプロセス、会社全体での取組みはPRIの精神に沿っていると考えます。透明性 を高めるため、我々は「ESGスチュワードシップ・レポート」や今年から発行を始めたTCFD(気候変動関連開示タスクフォース)の枠組みを踏まえた「気候変動レポー ト」の発行を通じて我々の活動の透明性を高めています。