さわかみ投信、研究費支援プログラム「academist Prize 第3期」に参加


独立系直販投信さわかみ投信株式会社は、学術系クラウドファンディングのアカデミスト株式会社が主催する研究費支援プログラム「academist Prize 第3期」に参加すると2023年9月5日に発表した。

さわかみ投信 研究費支援プログラム「academist Prize 第3期」に参加

さわかみ投信は次のように述べている。

先端技術のseeds(種)を創る若手研究者の皆さまの活動を支援し、研究者たちが将来生み出す社会的価値、すなわち次世代にとってなくてはならない事業の種の創造に大いに期待いたします。また、当社アナリストと支援する研究者たちとの継続的な交流を通じて実用化前の先端技術に関する知見を深め、未来の社会を支える企業の発掘/分析を加速させます。

 

背景について

さわかみ投信は長期投資の哲学を投資信託 「さわかみファンド」を通じて実践している資産運用会社。同社によると、ファンドの設定以来24年間、世の中にとってなくてはならない商品・サービスを供給する企業、さらに次世代に引き継いでいきたい必要不可欠な企業を、長期的な視点で投資を通じて応援してきた。

今回さわかみ投信は、さわかみファンドで確立した長期で企業を応援する思いを、クラウドファンディングの領域に拡張させ、先端技術のseeds(種)を創る研究者の活動支援に広げる。実用化前の先端技術の研究に邁進する研究者を経済的に支援し、研究の加速を促すことで未来の社会創りの一助となることを目指す。

また、この支援活動を通じて同社アナリストの投資先企業の発掘/分析力の強化も目指す。研究者たちとの継続的な交流を通じて同社アナリストの技術的知見を深め、現時点では実用化に至っていない先端技術がもたらす未来社会の読み込み、企業の事業活動へ与えるインパクトの予測等、一般的な金融機関に所属するアナリストとは異なるユニークな視点から投資先企業を発掘/分析する力を鍛錬する。

 

さわかみ投信の最高投資責任者である黒島光昭氏は次のように述べている。

さわかみ投信最高投資責任者黒島光昭「academist Prize 第3期」の候補者の方々の研究テーマを拝読しました。いずれもインフォマティクス×○○学のいわゆる融合領域のテーマで大変ユニークです。今すぐには売上・利益に結びつかないかもしれませんが、このような研究が次世代の日本の希望となる新事業を誕生させる可能性があります。彼ら、彼女らの全力疾走を支えることは、個々人への経済的援助に留まらず、日本経済を元気にするための土俵づくりとなるのです。

また、研究者と投資家が互いにアイデアを出し合い、共に新しい気付きを得てそれを本業に活かす。その広がる可能性にもワクワクしています。私たちは、未来を信じる仲間として共に支えあいながら前進していきます。

 

 

academist Prizeとは

academist Prizeは、国内初の学術系クラウドファンディングサイトを運営するアカデミスト株式会社が2021年より提供する若手研究者向け研究費支援プログラム。このプログラムに採択された若手研究者は、月額支援型クラウドファンディングを通じて研究活動を広く発信することで支援者・企業とのネットワークを構築し、研究資金を獲得しながらの研究の加速を期待することができる。

academist Prizeとは

academist Prize 第3期では「AI × ◯◯学」をテーマに、若手研究者の研究分野の研究推進方法がAIとの協働によりどのように変化しているかを定期的に共有し、ステークホルダーと共に考え、研究を加速することを目的としたプログラム。