フィデリティ投信株式会社は、「 フィデリティ・マゼラン・米国成長株ファンド 」を2024年9月12日に設定する。
「 フィデリティ・マゼラン・米国成長株ファンド 」は、米国フィデリティ・インベスメンツが1963年に設定、約60年という長い運用実績を持つ米国を代表するアクティブ・ファンドと同様の運用を行う米国上場ETF*¹に投資するファンド。米国籍のフィデリティ・マゼラン・ファンドは米フィデリティの著名ポートフォリオ・マネージャー、ピーター・リンチが、1977年から1990年に運用を担当、好成績を残したことで、元祖テンバガー・ファンド*²としても知られている。ファンド設定来、S&P500種指数366倍に対し、約8,085倍という優れた運用成績をあげ、現在純資産残高352億米ドル(約5兆6,622億円)*³を誇る。フィデリティ投信は、この米フィデリティ・インベスメンツを代表する米国グロース株戦略を、このたび満を持して日本の個人投資家に提供を開始する。
「 フィデリティ・マゼラン・米国成長株ファンド 」は、徹底した企業調査に基づき、高い成長力、高い収益力、高い経営力の3つを兼ね備える卓越した米国企業に厳選投資を行う。また同ファンドは米国上場ETFへの投資を行うことで、アクティブ運用としては低コストでの提供を実現した。
販売会社は、フィデリティ投信が初めてパートナーシップを組むSBI証券で、新NISAを活用して長期投資に取り組む同社の厚い個人投資家層に、米国を代表するアクティブ・ファンドを広く訴求してゆく。
同ファンドを設定するにあたり、 フィデリティ投信代表取締役社長 デレック・ヤング氏は次のようにコメントしている。
米フィデリティを代表するファンドをこのたび米国上場ETFへの投資を通じ、初めて日本の投資家の皆様に提供できることを嬉しく思います。フィデリティの運用の根幹は徹底した企業調査(ボトム・アップ・アプローチ)であり、ピーター・リンチの時代以前から脈々とフィデリティのDNAとしてその手法は引き継がれてきました。外部環境に左右されない、卓越した成長企業を厳選するリサーチ力、目利き力がファンドの高いリターンの源泉です。新NISAをきっかけとして、多くの日本の個人投資家が資産運用を始めた今年、インデックス投資にさらにプラスアルファの効果を求める個人投資家のニーズに応えるべく、本ファンドを提供いたします。
(*注)
1. Fidelity(R)Magellan(SM)ETFは2021年2月に上場。
2. テンバガーとは、株価が10倍になる銘柄のことを指す。米フィデリティの運用者ピーター・リンチが、株式市場で10倍株を表現する言葉として「テンバガー」という用語を使い始めた。
3. 純資産残高は2024年6月現在。為替レートは160.86円(2024年6月末日)。