JPモルガン・アセット・マネジメントは、2013年9月3日、「JPMメキシコ債券ファンド(毎月決算型)」と「JPMトルコ債券ファンド(毎月決算型)」を自己設定した。
「JPMメキシコ債券ファンド(毎月決算型)」は、主としてメキシコの国債、メキシコ政府機関が発行する債券、メキシコに所在する企業が発行する債券等に、また、「JPMトルコ債券ファンド(毎月決算型)」は、トルコの国債、トルコ政府機関が発行する債券、トルコに所在する企業が発行する債券等に投資する。両ファンドは、有望な新興国として高成長が期待されるメキシコ、トルコの債券にそれぞれ投資し、両国の債券の相対的に高い利回り(利息収入)の獲得を目指すとともに、価格上昇による利益を追求する。また、JPモルガン・アセット・マネジメントによると、今後の経済成長に伴ってメキシコペソ、トルコリラの上昇が見込まれることから、通貨高による効果を得ることも期待できる。いずれも、毎月分配に加えて、3ヵ月毎のボーナス分配を目指すファンドであり、また、為替ヘッジは行なわない。運用においては、「JPモルガン・アセット・マネジメント」グループのグローバルなネットワークを最大限活用する。
JPモルガン・アセット・マネジメントは、メキシコ経済及びトルコ経済について次のように述べている。
メキシコは、隣国である米国との経済の結びつきが非常に強く、今後、米国の経済拡大による恩恵が見込まれています。また、積極的な自由貿易化により輸出が拡大傾向にあることや、北米向けの製造拠点としての地位を確立していること、資源が豊富であることなど、「地の利」により経済発展がけん引されると考えられます。さらに、若年層の多い人口構成から、安定した労働力の供給や消費市場としての可能性の高さなど、「人の利」も成長の原動力として期待されます。「JPMメキシコ債券ファンド(毎月決算型)」は、新興国の優等生とも考えられるメキシコの債券に投資することにより、こうした成長の果実を享受することを目指します。
トルコは、欧州、中東・北アフリカ、ロシア・中央アジアという多様な経済圏に囲まれ、グローバルな交易の要所としての「地理的優位性」を持っています。また、若年層が多いことから、豊富な労働力を活かした世界の製造拠点として注目されるとともに、活発な消費も見込まれており、今後、相対的に高い成長が期待されています。「JPMトルコ債券ファンド(毎月決算型)」は、このような成長性が魅力であるトルコの債券に投資を行ないます。
「JPMメキシコ債券ファンド(毎月決算型)」と「JPMトルコ債券ファンド(毎月決算型)」の信託報酬は各々純資産総額に対して年率1.512%(税抜1.44%)、信託期間は2013年9月3日から2023年9月6日まで。