ピクテ投信投資顧問が運用する、「iTrust世界株式」、「iTrust日本株式」の2ファンドが、楽天証券が2016年9月下旬から取り扱いを開始する個人型確定拠出年金の商品ラインナップに採用された。
個人型確定拠出年金の加入者は、これまで自営業者の人などに限られていたが、確定拠出年金法が改正され、2017年1月からは、企業年金を実施している企業に勤める人や公務員、専業主婦を含め、基本的にすべての人が加入できるようになる。加えて、転職したときなどの積立資産の持ち運び(ポータビリティ)も拡充し、より使いやすい仕組みになる。
個人型確定拠出年金には、①掛け金が全額所得控除となり、②運用益が全額非課税で再投資され、③受け取るときも一時金として受け取る場合は「退職所得控除」、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」という控除が受けられる3つの税制優遇措置があり、個人が中長期で老後資金の資産形成をするのに大きなメリットを有する制度となっている。
ピクテ投信投資顧問では、このたびの法改正により制度加入者の大幅増を見込み、ホームページ上での情報提供、販売会社ホームページへの情報コンテンツ提供、共同セミナーの開催等、個人型確定拠出年金への取り組みを強化していくとともに、「iTrustシリーズ」のDCチャネルへの提案活動を積極化していく方針。
ピクテ投信投資顧問では、次のようにコメントしている。
楽天証券の個人型確定拠出年金に採用された当社の「iTrust世界株式」および「iTrust日本株式」は、「本物だけに投資する」コンセプトのもと、優良銘柄への厳選投資をするアクティブ運用を行いながら、運用管理費用(信託報酬)は年0.9612%(税抜0.89%)の水準となっています。弊社では、優良銘柄への厳選投資と低水準の運用コストにより、確定拠出年金加入者のみなさまの長期的な資産形成のお役に立てるものと考えています。
当社は中長期的な資産形成に適したファンドを通じて、210年を超える歴史で培った運用ノウハウおよび独自のグローバル・ネットワークを生かした国際分散投資の機会をご提供してまいります。