日本FP協会、第13回「日本FP学会賞 受賞論文」発表


日本FP協会では、個人の資産設計や資産管理等ファイナンシャル・プランニングの理論的基盤となるパーソナルファイナンスの学問的体系の確立を目指す日本FP学会と共催し、2018年9月8日、青山学院大学 青山キャンパスにおいて、第13回「日本FP学会賞」(共催:日本FP協会)を発表し、受賞者を表彰した。

今回、以下の論文が選ばれた。

最優秀論文賞

  • 論文名:収入管理タイプが家計に及ぼす影響の分析とファイナンシャル・プランニングへの応用
  • 伊藤 希氏(いとう のぞみ/みずほ銀行)
  • 枇々木 規雄氏(ひびき のりお/慶應義塾大学)

優秀論文賞

  • 論文名:ブラック・リッターマン法を用いたリスクベース・ポートフォリオの拡張
  • 中川 慧氏(なかがわ けい/野村アセットマネジメント)

日本FP協会奨励賞

  • 論文名:長期的な低金利環境下における低利調達・低収益企業の株式リターン分析
  • 長谷川 大地(はせがわ だいち/SAS Institute Japan)

「日本FP学会賞」は、パーソナルファイナンスに関する分野で独創的で優れた研究を表彰し、研究者・実務家・大学生への支援を通じて、当該研究の振興に資するとともに、将来に向けたパーソナルファイナンス研究の担い手の育成を目的とし、今回で13回目となった。今回も応募の中から厳正な審査が行われ、最優秀論文賞1点、優秀論文賞1点、日本FP協会奨励賞1点が選出された。

日本FP協会によると、表彰式では、吉野 直行日本FP学会会長によって各賞受賞者への表彰状、研究奨励金の目録の授与が行われ、受賞者の皆様には会場からの暖かい拍手が送られた。

日本FP学会賞は、日本FP学会が主催し、日本FP協会が共催しています。パーソナルファイナンスに関する8分野(ライフプラン、金融資産運用設計、リスクマネジメント、不動産、税務、法律、金融経済教育、その他)について、独創的で優れた研究を表彰するもので、「最優秀論文賞」、「優秀論文賞」のほか、研究者を奨励する「日本FP学会奨励賞」、実務家を奨励する「日本FP協会奨励賞」、大学生を奨励する「学生奨励賞」を設けている。

日本FP学会について

日本FP学会は、2000年3月、グローバリゼーションのもとにおけるパーソナルファイナンスの研究及びその教育・普及によって、わが国の金融システムの安定・発展を図り、個人の資産管理に関する教育及び研究を行う人材の育成を目的として設立された。日本FP学会は、研究者と実務家との相互交流による実社会に対応した研究の水準アップにより、広い意味での日本人に適した個人の資産設計、資産管理のノウハウが生活科学という学問的裏打ちをされることにより個人投資家・預金者の利益に資することを目指している。