ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社は、「コミュニケーション・サービス・セレクト・セクターSPDRファンド(XLC)」の金融庁への届出を完了し、米国NYSEアーカ取引所に上場しているSPDRのETFに関して、さらに拡充したラインナップを日本の投資家に提供可能になったと2018年9月21日に発表した。今回の届出により、米国のステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(以下「米ステート・ストリート」)がグループ各社で提供するETFの日本における国内取扱銘柄数は合計51本(注)となる。
「コミュニケーション・サービス・セレクト・セクターSPDRファンド(XLC)」は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスとMSCIインクが2017年11月の世界産業分類基準(GICS)ストラクチャーの年次見直し後、新設することを発表したコミュニケーション・サービス・セクターへのエクスポージャーを提供する。
GICSストラクチャーの再分類に伴い、既存の電気通信サービス・セクターは2018年9月21日から名称が変更され、情報技術セクターや一般消費財・サービス・セクターの数銘柄が加わり、新たにコミュニケーション・サービス・セクターとなる。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社のETF事業統括担当取締役ディビットA.コリンズ氏は次のようにコメントしている。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、GICSフレームワーク全般にわたるセクターへの投資に必要なツールを投資家の皆様に提供できるよう常に尽力しております。XLCの設定により、当社の顧客の皆様は、時価総額ベースでS&P500指数の約10%に相当する、この新たな投資機会に直接アクセスできるようになります。
XLCの設定に加え、米ステート・ストリートは、既存の電気通信サービス・セクター、情報技術セクターならびに一般消費財・サービス・セクターに係るGICS再分類に伴い、テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンド(XLK)および一般消費財セレクト・セクターSPDRファンド(XLY)の各連動対象指数の構成銘柄が2018年9月21日の取引終了後に変更されることから、これを反映するためにXLKとXLYについてポートフォリオのリバランスを行う予定であると発表した。
国内取扱SPDR ETF銘柄一覧→ https://www.spdrs.jp/resource/product-lineup.html
(注)実際の取引が可能な取扱い銘柄は証券会社によって異なる。
SPDR ETFについて
SPDR ETFは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが提供する米国内外の様々な資産クラスを網羅するETF(上場投資信託)シリーズ。ステート・ストリート・コーポレーションの100%子会社であり、米国の登録投資顧問会社であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・ファンド・マネジメントによって運用されている。SPDR ETFは、投資家の投資戦略をきめ細やかに満たす、柔軟な商品選択肢を提供する。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズはETFのパイオニアであり、1993年に世界初のETFとなるSPDR S&P 500を設定して以来、ETF業界の先駆者として、金、グローバル不動産、グローバル債券、およびセクターのETF等、世界市場に革新的な新商品を提供してきた。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズについて
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、過去40年にわたり、各国政府や機関投資家、金融プロフェッショナルの皆様に資産運用サービスを提供している。厳密なリサーチや分析、厳しいマーケット環境における経験を礎としたリスク考慮型アプローチをもとに、アクティブからインデックス戦略まで幅広く、コスト効率に優れたソリューションを提案する。そしてスチュワード(受託者)として、社会、環境への配慮が長期的な成果をもたらすということを、顧客に理解を深めてもらえるよう努めている。インデックス運用とETF、ESG投資の先駆者として、投資における新しい世界を常に切り拓き、約2.72兆ドルを運用する世界第3位の資産運用会社へと成長した。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、ステート・ストリート・コーポレーションの資産運用部門。
*2018年6月30日現在の運用資産残高は2.72兆ドル。上記運用資産額は、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・ファンズ・ディストリビューターズ・エルエルシー(以下「SSGA FD」)がマーケティング・エージェントを務める運用資産残高の330億ドル(2018年6月30日時点)を反映している。SSGA FDはステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの関連会社。