野村ホールディングス、「野村SRIイノベーション・センター」を設立

野村ホールディングス株式会社は2020年9月23日、米国の非営利研究開発機関であるSRI International（エスアールアイ・インターナショナル、以下 「SRI」）と提携し、「野村SRIイノベーション・センター」（以下「NSIC」）を設立することに合意したと発表した※1。

NSICは、シリコンバレーの中心にあるSRIのキャンパス（カリフォルニア州メンローパーク市）内にコ ワーキング・スペース※2を備え、入居する会員とSRIの専門家が現地で緊密に協働する、初めての日本 企業向けに特化した会員制イノベーション・センターで2021年前半に運営を開始する予定。会員で ある日本企業と、米国の大学研究機関や技術研究開発ラボ、スタートアップ企業等をつなぐとともに、 ワークショップやゲストレクチャー等の会員の要望に合わせた方法を通じて、高度技術の市場への移転、進化するビジネスモデルおよび革新的なベストプラクティス等についてイノベーションを促進する。

野村ホールディングスは2017年9月にサンフランシスコにイノベーション・オフィスを設置し、シリコンバレー周辺に拠点 を置くスタートアップ企業やベンチャー・キャピタル等とのネットワークを通じ、次世代ビジネスや新たな テクノロジーを探究してきた。本提携は、野村グループおよび顧客のビジネス開発、イノベーショ ン支援およびグローバル連携を推進していく施策の一環。

野村ホールディングスは次のように述べている。

当社は従来、資金調達やM&Aアドバイ ザリーの提供等により、お客様のグローバルな成長を支援しており、本件を通じ、イノベーションや新事 業開発等の支援も一層強化していきます。野村グループは、今後もグローバルな連携を強化しながらイノベーションに関する取組みを一層推進 することで、お客様の多様化するニーズに対応し、真に豊かな社会の創造に貢献していきます。

※1 提携の詳細およびSRIについては2020年9月23日付ニュースリリース「野村ホールディングスとSRIイン ターナショナルがシリコンバレーにイノベーション・センターを設立し、日本企業専用のサービスを提供」を参照。