イオン銀行、資産運用シミュレーション「ポートナビ」全店にて利用開始


イオンフィナンシャルサービス株式会社の子会社である株式会社イオン銀行は、2019年9月25日より全店にて資産運用シミュレーション「ポートナビ」を導入する。

イオン銀行はこれまで税制優遇が適用されるNISA・つみたてNISAの運用商品の取り扱いや、長期的な資産形成の制度であるiDeCo、さらに2018年5月より導入した外貨預金等を積極的に案内することで顧客の豊かな将来に向けた資産形成をサポートしてきた。

この度、イオン銀行は、新たにポートフォリオシミュレーションツール「ポートナビ」を導入し、より一層顧客の要望に寄り沿った資産形成サービスの充実を図る。「ポートナビ」は三菱アセット・ブレインズ株式会社とイオン銀行が共同開発したシミュレーションツールで、顧客が希望する期待リターンでの運用シミュレーションや、顧客が目標とするライフイベントをベースとした運用シミュレーションを、投資信託だけでなく外貨預金も含めた形で試算する。従来の資産運用サービスでは、お客さまのリスク許容度に合わせた数種類のモデルポートフォリオに限られたが、「ポートナビ」では、顧客の多種多様なニーズに応えられるよう60パターンを超えるモデルポートフォリオを用意しており、顧客の資産運用に対するご意向に基づいて、最適なポートフォリオを提案することが可能となる。

2019年4月から一部店舗で先行導入してきたが、イオン銀行によると、顧客から「個別銘柄ではない分散投資提案がよかった」「イメージも湧いて、しっかり自分で選んで決めて購入できた」等の好評な意見があり、平均購入銘柄数も約1.5件から約2.2件へ増加したことも踏まえ、分散投資の重要性をお伝えできる有効なツールだと確信し、全店展開に至った。

イオン銀行では、顧客の資産をトータルで考えることができるようになることから、「イオン銀行お客さま本位の業務運営基本方針」のうち「お客さま基点のコンサルティング・情報提供」を実現する、一つの取り組みになると考えている。今後イオン銀行は、「ポートナビ」を活用し、セミナーの開催などを通じて、これから資産形成を考える顧客に向けた取り組みを実施していく予定。

イオン銀行は、「当行はこれからも、お客さまの視点に立った商品・サービスのご提供に努め、資産形成サービスのより一層の拡充に取り組んでまいります」と述べている。