ニュース証券、国内初の「ブラジル株取引サービス」を開始


ニュース証券株式会社は、国内で初めて、「ブラジル株取引サービス」を開始する。サービス開始は2009年10月末を予定。

中国、インドと並びBRICsの一角として注目を集めるブラジル。「資源」「農業」「バイオ燃料」など、昨今の注目キーワードにおいて、他国にない強みのあるブラジルは、あらゆる面で世界からの期待を集めている。このブラジルに対し、国内個人投資家が投資をするためには、これまで、ブラジル関連投資信託への投資、もしくはADR(米国預託証券)への投資に限られてきた。

ニュース証券では、「近年、個人投資家の「新興国株を現地通貨建てで取引したいというニーズが高まってきており、この投資家ニーズに応えるべく、当社は、ファンドでもない、米ドル建てでもない、ブラジル個別株の直接取引サービスを開始いたします」と述べている。

昨年9月のリーマン・ショック以降、世界的に株価が下落し、世界経済が低迷する中、新興国の急回復が話題となった。ブラジルは、その中でも回復が早く、今後も高い成長が期待されている。例えば、ブラジルの代表的株価指数であるボベスパ指数は、リーマン・ショック以前の水準を回復し、さらに高値を更新し続けている。日経平均が依然10,000円前後を推移していることを考えると、回復の速さがわかる。

さらに今回、2016年オリンピックの開催地として、ブラジル・リオデジャネイロが決定した。また、2014年にはワールドカップの開催も予定されており、2008年の北京オリンピック開催決定を契機に、中国や中国株に注目が集まり、中国株ブームになったことと同様に、今後ますます、ブラジルへの注目が高まると予想されている。

ブラジル株取引サービスの詳細は以下の通り。

【ブラジル株取引サービス(予定)】

  • サービス開始時期:2009年10月末
  • 取扱銘柄    :サンパウロ証券取引所上場の主要30銘柄
  • 取引方法    :電話による対面取引、現地寄付前に一括発注
  • 売買手数料   :現地約定代金に対し1~3%程度