鎌倉投信、第15回「結い 2101」受益者総会を開催


「いい会社」への投資を通して、投資家の経済的な豊かさと社会の持続的発展の両立を目指す鎌倉投信株式会社は、第15回「結い 2101」 受益者総会を2024年9月14日(土) 国立京都国際会館で開催した。

鎌倉投信受益者総会

当日は、全国から「結い 2101」を保有する受益者543名が来場し、内25名がボランティアで運営スタッフとして参加した。投資先企業の展示ブースには16社が出展し、受益者は投資先の社員から各企業の事業や取り組みの説明を受け、交流を深めた。また経営者鼎談のプログラムでは、「結い 2101」の運用を開始した2010年から投資を続けてきた企業から、2023年に投資をはじめた企業まで4名の経営者が各テーマに沿って話をした。参加後のアンケートでは、93.3%以上が、“参加前と比較し、日本の企業への誇りを感じた”と回答した。(アンケート回答数:165名)

【受益者総会について】

鎌倉投信の受益者総会について

受益者総会は、鎌倉投信が運用・販売する投資信託「結い 2101」の受益者に、「結い 2101」の決算、運用状況をよりよく伝えるため、また重大な約款変更等の承認事項の説明のため、さらには、受益者、投資先企業、運用者が結ばれる場として、鎌倉投信が独自に、原則として年に一度、決算後に定期開催するもの。

今年は、日本が誇る「いい会社」たち~これからの日本の輝き方~と題し、世界に負けない日本の技術力や社員がイキイキと活躍する企業に着目し、これからの日本に光を差す「いい会社」による経営者鼎談や企業展示を実施した。

【開催概要】

  • 日時:2024年9月14日(土)11:00 – 16:30
  • 会場:国立京都国際会館 ニューホール
  • 住所:京都府京都市左京区岩倉大鷺町422番地
  • 対象:決算日(2024年7月19日)時点での「結い2101」の受益者とそのご家族
  • 参加者数:543名(29都道府県より参加:北海道、茨城県、栃木県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、大分県、鹿児島県、沖縄県)

【1. 「結い 2101」 決算運用報告】

鎌倉投信株式会社 資産運用部長 ファンドマネージャー 五十嵐和人氏より、「結い 2101」の運用状況について説明した。

鎌倉投信株式会社 資産運用部長 ファンドマネージャー 五十嵐和人氏

 

【2. 受益者登壇 わたしと鎌倉投信 ~「結い 2101」が繋げた出会い~】

10年以上「結い 2101」で投資を続け、これまで歩みを共にしてきた受益者3名の話しを聞いた。

受益者の話

 

【3. 経営者鼎談 世界が驚く「いい会社」の技術力】

「世界が驚く「いい会社」の技術力」をテーマに、株式会社瑞光 代表取締役社長CEO 梅林 豊志氏、日置電機株式会社 代表取締役社長 岡澤 尊宏氏が登壇。

経営者鼎談

 

【4. 経営者鼎談 人が輝く「いい会社」の挑戦】

「人が輝く「いい会社」の挑戦」をテーマに、アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長CEO 金子 和斗志氏、未来工業株式会社 取締役相談役 山田 雅裕氏が登壇。

 

【5. 投資先企業の展示ブース/企業へメッセージを贈る“いいの木”】

「結い 2101」の投資先企業16社の展示ブースでは、各社の社員が来場した受益者に事業や取り組みを案内した。また、受益者は社員との対話を経て見つけた「企業への期待のメッセージ」や「素敵だと思ったところ」などを付箋に書いて、各ブースの木型のボード“いいの木”に貼り付けて交流を深めた。

投資先企業のブース 投資先企業のブース

 

【参加者アンケート】

「参加前に比べ、日本企業への誇りを感じられましたか? 」という問いに対し、 93.3%が受益者総会への出席後に「日本企業への誇りを感じた」 と回答した。

<参加者コメント>

普段関わりが生まれないような企業の素晴らしい取り組みを知ることができ、大変良い機会をいただいた。もっと多くの企業の話を聞いてみたいです。(30代、徳島県)

展示ブースの企業の熱意が伝わってきました。これまで知らなかった京都発祥の会社から直接お話を伺えた事、大変貴重でした。皆さんの会社への熱量や、過去そしてこれからの経営に対する明確なビジョンに益々応援したくなりました。(50代、愛知県)

経営者鼎談はとても楽しく拝聴させていただきました。こんなに素晴らしい会社が存在する日本はまだまだ捨てたものではないと改めて感じました。昼食はスワンベーカリー(投資先「ヤマトホールディングス」の特例子会社)のパンをとても美味しくいただきました。全体としても素晴らしい総会でした。これからも微力ながら応援させていただければと思います。(50代、滋賀県)

今年登壇された企業様はあまり存じていなかったのですが、4社様全て、事業も素晴らしいですし、経営者の方々のキャラクターも4者4様で、皆様愛情と熱量をもって日々全身で経営に向き合っておられることがよく分かり、感動しました。また、午前の部の受益者の先輩方3名の鎌倉投信の出会いと人生への影響のお話にも、学ぶ点が多くありました。私たち一人ひとりの購買や投資の行動で、世の中を変えていける、よりよい未来に繋がることを改めて実感し、豊かな気持ちになりました。(50代、京都府)

初参加でした。参加するまでは、参加無料ということもあり、企業宣伝の色が強いイベントかと想像していましたが、そういった面もありはするものの、もっと純粋に、理念や思想を表現したい伝えたいという気概を感じる、質の高い正直さを感じるイベントでした。勉強になりました。(30代、京都府)

初の会場参加でしたが、鎌倉投信の皆さん、ボランティアの皆さん、いい会社の皆さん、そして受益者の皆さんも共に盛り上げる感じに感動し、どんな「いい会社」と私達が繋がっているのかを知ることもできました。受益者の御三方のそれぞれの関わりや鎌倉投信との関係性もステキでした。また、「いい会社」4社の鼎談は経営者の魅力、会社の魅力がよく伝わってきました。これが金融の会社の「総会」なのか?お金の話だけど、そこに血が通い、想いが乗っていることに驚きと感銘を受けました。これからも、皆さんと長いお付き合いをして、いい会社を応援し続けたいと改めて決意しました。受益者総会には、ぜひまた参加したいですし、周りにも勧めます!(50代、大阪府)

ありがとうございました。IKKって知らない会社だなあ、と思っていたら、結い2101の初期投資先企業でしたね。自分の勉強不足を恥じるとともに、やはり本当によく研究し、吟味して「結い2101」は運用されていると思いました。総会は、一般的な知名度は低くても、個性的で魅力的な会社を身近に知ることができる最適な機会です。(50代、京都府)

私にとって、御社の受益者総会は、毎年素晴らしい投資先企業の経営者さんや社員さんのお話を聞くことで、自らの行いや活動についても襟を正される学びと気づきの場になっています。今年の総会は、若い社員さんの柔軟な発想力とおもてなしの心を随所に感じる総会で、次の10年、15年をご一緒する楽しみが増えました。来年の総会も楽しみにしています。(30代、東京都)

就職活動を控えた大学生の娘と参加できました。未来を生きていく若者たちが日本のいろいろな分野でビジョン、志、想いを持ってそれぞれ各地で歩んでいることを体感できる貴重な場だと思います。受益者3名のお話にも刺激を受けたようでした。(40代、岡山県)

【登壇者からのメッセージ】

株式会社瑞光 代表取締役社長CEO 梅林 豊志氏

受益者総会は、自社のこれまでの歩みや取り組みを振り返る機会になりました。“企業にとってのビジョンの存在意義”について意見を交わせたこと、また、今後瑞光がどんな会社になりたいかという志を受益者の皆様に直接お伝えすることができ、非常に有意義な時間になりました。株式会社瑞光はこれからも新しいことにチャレンジし続け、皆さんの期待に応えるように頑張って参ります。

日置電機株式会社 代表取締役社長 岡澤 尊宏氏

電気計測器の製作を主な事業とする弊社は、個人株主の皆様と直接会話をする場面が少ないので、今回は非常によい機会となりました。企業展示ブースで事業の案内をしておりましたが、受益者の皆様の熱心さが一番の驚きであり、会話の中で私自身も非常に多くの学びを得ることができました。今回、皆様と直接コミュニケーションをとるなかで、質問いただいたことやもらった言葉を、次の経営に活かすことの大事さを改めて感じました。これから皆さんの長いお付き合いができる会社になれるよう、自社の技術で世の中に貢献し、期待に応えていきたいと思います。

アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長CEO 金子 和斗志氏

今回の鼎談を通して感じたことは、受益者の方の素晴らしい想いでした。鎌倉投信を応援する気持ちが伝わってきましたし、鼎談1つにとっても受益者の皆さんが一つ一つ真摯に受け止めていらっしゃる姿を拝見しました。一生懸命に会社のこと、そして未来のことを考えていらっしゃる姿勢が素晴らしいと感じています。今後、社会の変化や大きな課題が生じたとしても、私たちアイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社は前向きに取り組みをして参ります。

未来工業株式会社 取締役相談役 山田 雅裕氏

鼎談を通して、業界の中で自分たちが後発であるからこそ頑張ってこれた点や、会社経営においても平坦な道ではなく課題のある“でこぼこした道”の方が、案外しっかり歩けるものだなと再確認できる機会となりました。私たちの話を通して、伸びている会社や頑張っている会社には、頑張れる理由があることが少しでもお伝えできていましたら幸いです。未来工業はこれまでと同様に、自分たちのペースを崩さず50年、100年続けていけるようなそんな会社にしたいと思っています。精一杯努力をして皆様のご期待に応えられるよう努めて参ります。