松井証券は、 2016年11月に提供を開始したポートフォリオ提案サービス『投信工房』について、 ポートフォリオ運用における「自動リバランス」機能や、 ポートフォリオ運用と個別の投資信託の運用を分けて管理できる機能を追加し、 サービスの拡充を行う。
『投信工房』は松井証券が独自に開発したロボアドバイザーによるポートフォリオ提案サービス。投信による長期的な資産運用をサポートするため、 ポートフォリオの提案から資産運用開始後のフォローまで一連のサービスを全て管理料無料で提供している。
今回のサービス拡充では、 ポートフォリオによる投信の運用において、 予めリバランスを行う日付を指定できる「自動リバランス」の機能を追加する。 『投信工房』では簡単な操作でリバランスに必要な注文を一括発注できるサービスを提供しているが、 同機能の導入により、 年間4回までの指定した日付に自動でポートフォリオのリバランスを実行できるため、 運用開始後のメンテナンスの手間を省くことができる。 松井証券によると、ファンドラップなど投資一任型の運用サービスにおいては、 管理料を徴収し、 サービスの一環としてリバランスが行われているが、 ポートフォリオ運用にかかる管理料が無料のアドバイス型サービスにおいて「自動リバランス」機能を導入するのは、 松井証券の『投信工房』が国内初となる※1。 サービスの提供開始は2017年12月下旬を予定している。
「自動リバランス」の提供開始に先立ち、 10月28日(予定)には、 ポートフォリオ運用と個別の投信による運用を別々に管理したいとのニーズに応えるため、 保有する投信を目的毎に分けて管理できる機能などを追加する。松井証券は、 インデックス投信だけではカバーできない個人投資家のニーズに柔軟に対応するため、 販売手数料が無料で信託報酬の低いアクティブ投信を中心に、 毎月30銘柄程度、 取扱い投信を拡充している。
松井証券は次のようにコメントしている。
ポートフォリオ運用と個別投信による運用のどちらにも対応できるプラットフォームとして、 『投信工房』をご利用いただきたいと考えております」とコメントしている。松井証券は、 今後も個人投資家の利益に資するサービスの拡充に努めてまいります。
○ロボアドバイザーによるポートフォリオ提案サービス『投信工房』について
少額・低コストで国際分散投資が可能
- 提案するモデルポートフォリオの信託報酬は平均0.37%
- ポートフォリオの一括購入は1万円から、 積立投資の場合は100円から購入可能
ロボアドバイザーがポートフォリオの構築をサポート
- 8つの質問を通じて、 一人ひとりに最適なモデルポートフォリオを提案
- 提案したポートフォリオは、 自由にカスタマイズ可能
ポートフォリオ運用開始後も投信工房がサポート
- 顧客向け画面からいつでも運用状況を確認可能
- ポートフォリオを最適化しながら積立する「リバランス積立」(特許出願中)、毎日少額から積立する「毎日積立」など、 長期的な資産運用に役立つ積立手法を提供
- 金融市場や経済情勢の変化に合わせ、 適宜モデルポートフォリオの変更を提案
- 指定した日付に自動的にリバランスを行う「自動リバランス」(2017年12月開始予定)
⇨『投信工房』説明資料
※1 松井証券調べ、 2017年10月20日時点。
※「投信工房」、 「リバランス積立」は、 松井証券株式会社の登録商標。