イーストスプリング・インベストメンツは、同社が運用する「イーストスプリング・インドネシア債券オープン(毎月決算型)」について、基準価額水準や市況動向等を勘案した結果、分配金を前期(第17期)の70円から100円(いずれも1万口当たり、課税前)に引上げたと発表した。
同ファンドは、これまで安定的に分配を行なうという方針の元、分配金額を第1期(2012年5月18日)から第11期(2013年3月18日)までは毎期50円、第12期(2013年4月18日)から第17期(2013年9月18日)までは毎期70円としてきた(いずれも1万口当たり、課税前)。
イーストスプリング・インベストメンツによると、インドネシア債券の利回りは年初来で上昇傾向にあり(10月11日現在の10年国債利回り:8.0%)、世界各国と比較して高い水準にある。最近発表された経済指標や足元の市場環境、同ファンドの基準価額水準および経費控除後の利子・配当等収益などを総合的に勘案し、同社では、10月18日の第18期決算において、収益分配金を100円に引き上げた。
イーストスプリング・インベストメンツでは、インドネシア経済について次のように述べている。
当社グループでは、インドネシア経済および債券市場について中長期的に前向きな見通しを維持しています。今後、米国の金融政策を巡る不透明感の後退や世界的な景気回復の流れなど市場環境の好転が見込まれる中、インドネシアの景気指標が回復すれば、中長期的に同国の高い潜在成長力が再認識され、債券市場への資金流入が期待されます。