ピーシーエー・アセット・マネジメント、「PCA インド・インフラ株式ファンド」を新規設定


ピーシーエー・アセット・マネジメントは、「PCA インド・インフラ株式ファンド(追加型株式投資信託ファンド・オブ・ファンズ)」を新規に設定する。当初募集期間は2006年10月23日(月)から11月7日(火)まで。設定日は2006年11月8日(水)。販売会社は三菱UFJ 証券。

同ファンドはファンド・オブ・ファンズ形式で運用を行い、モーリシャス籍の外国投資法人「PCAインディア・インフラストラクチャー・エクイティ・オープン・リミテッド」(米ドル建て)への投資を通じて、主にインドの証券取引所に上場するインフラ関連株式に投資を行う。同外国投資法人の運用においては、インド において実績のあるプルーデンシャルICICI アセット・マネジメントが投資助言を行う。

同ファンドは、インドの「インフラ」に注目した運用が行われるが、ピーシーエー・アセット・マネジメントによると、インドは、1991年の経済改革以降、GDPの50%超を占めるサービス業を中心に、平均約6%の経済成長を遂げており、今後インフラ整備が進むことで、経済成長が一段と加速することが期待されている。具体的には、以下の5大インフラ整備計画があり、物流の活性化、エネルギー供給増、通信網の拡大が計画されている。ピーシーエー・アセット・マネジメントでは、これらのインフラ整備が、インドの経済成長を新たな段階に導く原動力となると考えている。

道路 4 大都市を結ぶ幹線道路「黄金の四角形」(総延長5,846km)、東西・南北を結ぶ幹線道路「東西南北回廊」(総延長7,300km)
が近年完成予定。
運輸 デリー←→ムンバイ、デリー←→コルカタ間に、高速貨物鉄道建設予定。主要都市バンガロール、ハイデラバードに新国際空港建設中。
電力 総発電量4000 メガワットの大規模発電所の建設を計画中。政府は2012年に2005年現在の2倍の電力供給を目標。
石油・ガス 政府・石油各社は、国内外の油田開発事業を強化中。2010年までに海外での原油生産量を現在の約4倍に拡大する計画。
通信 2005 年度の固定電話・携帯電話加入者数合計は1億4千万人。2007年度には2億5千万人まで増える見通し。