インベスコ・アセット・マネジメント株式会社は、 2020年10月26日に、 「インベスコ スチュワードシップ・レポート2019/2020」を発行した。同レポートは、 昨年に続き、 2年目の発行となる。
インベスコは、 グローバルで30年以上にわたり、 ビジネスのあらゆる分野においてESG(環境、 社会、 ガバナンス)の実践を積極的に奨励し、責任投資に携わってきた。日本においても、 2006年に日本初となる女性活躍と企業価値の関連性にフォーカスする個人向けファンドの設定し、運用を開始したほか、 日本版スチュワードシップ・コードに適応する「スチュワードシップ責任を果たすための方針」を定めるなど、 従前よりESG情報の活用を重視しており、また積極的にESGインテグレーションに取り組んでいる。
また同社の日本株式運用部におけるスチュワードシップ活動においては、担当するポートフォリオ・マネジャーおよびリサーチ・アナリストが投資先企業と対話を行い、議決権行使の意思決定も行っている。同社では、実際に投資判断を行うリサーチ・アナリストおよびポートフォリオ・マネジャーが、財務およびESG情報を含む非財務情報の分析、ならびに直接企業との建設的対話を行う運用者主導の責任投資体制を敷くことにより、アクティブ投資家としてのスチュワードシップ活動の高い実効性を担保していると考えている。
「インベスコ スチュワードシップ・レポート2019/2020」では、 インベスコのグローバルでのESGインテグレーションへの取り組みを紹介するとともに、 同社日本株式運用部におけるESGインテグレーション、エンゲージメントにおける方針、 サステナビリティ(ESG)についての考え方に加え、企業との建設的対話を始めとするスチュワードシップ活動の具体的な事例などを紹介している。
日本株式運用部レスポンシブル・インベストメント・オフィサーの古布薫氏は次のようにコメントしている。
企業を取り巻く事業環境および資本市場においては短期的な混乱等が生じることもありますが、 当社では、 ESG情報は企業の長期的な競争力に関する投資家の確信度を左右する重要な指針となると考えています。 また、 アクティブ投資家としての責任を真摯に受け止め、 エンゲージメントを持続的な企業価値拡大を促す機会と捉えています。
インベスコでは、 2019年9月にキャサリン・デコニック・ロペス氏がグローバル・ヘッド・オブ・ESGに就任し、インベスコ・グループ全体でのESG投資を積極的に推進している。グローバルでのESG投資ならびにスチュワードシップ活動については、 「インベスコ ESG投資 スチュワードシップ・レポート 2019」で紹介している。
インベスコは次のように述べている。
インベスコは、 ESG要素を含むサステナビリティを重視したスチュワードシップ活動を継続していくとともに、 議決権行使及び建設的な対話を通じて、 引き続き、 投資先企業の企業価値拡大に貢献してまいります。