インビスタ・リアルエステイト・インターナショナル・ファンドLP(以下、〈ファンド〉)は、日本の不動産市場への投資支援と、その基盤拡大のため、キャピタル・サービス・グループに所属する、キャピタルリアルティー株式会社(以下、〈キャピタルリアルティー〉)と契約を結んだ。
英国最大の上場不動産ファンド・マネージャーであるインビスタ・リアルエステイト・インターナショナル・ファンド・リミテッド(以下、〈インビスタ〉/〈会社〉)が開設した〈ファンド〉は、実質5千万ポンド以上(2008年5月8日現在)を調達し、アジア太平洋地域、当初は日本、香港、シンガポールに投資される。2008年5月8日に開設され、当初の契約額2,500万ポンドの〈ファンド〉は、インターナショナル・インベストメントのディレクター、ヒューゴ・ヴェレを代表としている。
ジョイントベンチャーは、この先12~18ヶ月にわたり、日本での投資基盤づくりや資産の多様なポートフォリオ構築のため、〈ファンド〉の支援を行なう。〈ファンド〉は債務内部収益率15%を目標とし、好機を狙った買収、価値付加戦略の立案、強力な現地パートナーの発掘のため、日本の不動産市場において、〈キャピタルリアルティー〉の専門知識を活用したいと考えている。
〈キャピタルリアルティー〉は、金融商品取引法における第二種金融取引業、投資助言・代理業の登録業者および宅地建物取引業者。〈キャピタルリアルティー〉の日本を拠点とする債権回収系列会社、キャピタル・サーヴィシング債権回収株式会社(法務大臣許可第23号)は、フィッチ並びにスタンダード・アンド・プアーズによる複数のカテゴリーで、アジアで最高の独立系債権回収業者として格付けされている。
〈インビスタ〉CEO、ダンカン・オーウェンは次のように述べている。
「このジョイントベンチャーを通じ、日本での好機を利用して、投資に対して魅力ある市場で、我々の存在感を打ち出したいと思います。ファンド・マネジメントや投資経験に関する我々の好調な実績と、日本の不動産市場での〈キャピタルリアルティー〉の強力な存在感と専門知識を結集させることで、我々は、この提携関係により、インターナショナル・ファンドなどの我々のクライアントに対し、魅力的で成果のある機会を調達できるでしょう」
また、〈キャピタルリアルティー〉プレジデント、ジェフリー・ストーン氏は次のように述べている。
「〈インビスタ〉は高い評価を受けるファンド専門業者であり、とても経験豊かな投資家です。我々はこのジョイントベンチャーを開設できて、とてもうれしく思います。〈インビスタ〉のインターナショナル・ファンドとの協力関係は、双方が増大する日本の不動産市場への投資需要を活用し、互いに実りあるジョイントベンチャーを築いていくという目標にふさわしいものです。我々の好調な実績と、このジョイントベンチャーへの参入により、〈ファンド〉が買収する資産が十分に管理され、多様なポートフォリオ構築のための〈ファンド〉戦略が容易になるでしょう」
インビスタ・リアルエステイト・インベストメント・マネジメントについて
インビスタ・リアルエステイト・インベストメント・マネジメントは、英国最大の上場不動産ファンド・マネジメント・グループで、2007年度プロパティ・アワードにて、その年のプロパティ・ファンド・マネージャーに選ばれた。グループは、英国やヨーロッパ大陸内の商業用および居住用不動産の管理を行い、2008年6月30日現在、総額80億ポンドの資産を管理している。インビスタ・リアルエステイト・インベストメント・マネジメントは、2008年6月30日現在、合計22のファンドを管理し、クレリカル・メディカル、ハリファックスおよびセント・ジェームス・パレスといった貯蓄・投資商品の英国最大の提供者でもある。また同社は、スペシャリスト・ファンドなどと同様に、ロンドン証券市場で一部上場されているインビスタ・ファンデーション・プロパティ・トラストやインビスタ・ヨーロピアン・リアルエステイト・トラスト、インビスタ・プロパティ・ポートフォリオ・ファンドといった不動産投資信託や無制限ファンドなど、総合的な投資家ファンドも多数管理している。同社は、ロンドン、パリ、ガーンジーに拠点を置き、100名以上の従業員を抱えている。