SBI証券は、 2022年3月31日(木)から全自動AI投資「SBIラップ」のサービス提供を開始し、 サービス開始から7ヵ月あまりで残高200億円を突破したと2022年11月1日に発表した。
「SBIラップ」は、 株式会社FOLIOが提供する、 投資一任サービスを提供するためのシステムプラットフォーム「4RAP」を採用し、 運用業者が持つノウハウを最大限に活かした質の高い運用サービスを、 低コストで提供している。
SBI証券は次のように述べている。
このたびサービス提供開始から7ヵ月あまりで残高200億円を達成することができたのは、 手数料となる投資一任の運用報酬を年率0.66%という低価格に抑えながら、 AIを活用した全自動投資を利用できることを評価いただいたものと考えています。 また、 当社は「SBIラップ」の運用資産残高に応じてポイントが貯まる「SBIラップマイレージ」の提供など、 「SBIラップ」を活用した資産形成を積極的に支援しています。 当社は、 今後も「業界最低水準の手数料で業界最高水準のサービス」を提供すべく、 商品・サービスの拡充に努めていきます。
「SBIラップ」の主な特徴
1. 『AI×投資一任(ラップ)』という新しいジャンルの投資一任サービス
AIを活用して40種以上のマーケットデータを精緻に分析することで、 「危機察知」「景気動向の予測」「金融市場の予測」を行い、 相場を先読みしたリスクコントロール型の自動投資配分によって、 グローバルインデックスを上回るパフォーマンスを目指す。 FOLIOが2020年1月にローンチした「FOLIO ROBO PRO」は、 2020年3月のコロナショックに見舞われた相場においてもこれを先読みし、 事前に債券の比率を高めた保守的なポートフォリオを組むことで下落幅を抑え、 その後の回復相場においては、 2020年7月時点で株式の保有比率を67%まで高める運用で一般的なロボアドバイザーの運用を上回るパフォーマンスの実績を上げている。SBI証券によると、「SBIラップ」においても、 AIの良さを組み込んだ次世代型の分散投資を行う運用手法を採用することで、 過去10年間のバックテストからも一般的なロボアドバイザーを上回るパフォーマンスが期待される。
※本グラフは、 将来の運用成果等を示唆又は保証するものではない。
※バックテストの期間は2012/1/4から2021/12/30とし、 運用にかかる費用については、 SBIラップは手数料および信託報酬として運用資産額の0.746%(年率・税抜)を、 一般的なロボアドバイザーでは手数料として運用資産額の1%(年率・税抜)を徴収し、 分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れたものとして計算している。 なお、 本テストにおける実績は、 当該期間における実質的な投資対象となるETFの時価評価額を用いて計算を行っているため、 当該ETFの経費率も考慮されている。 分配金やリバランス時の譲渡益にかかる税金は考慮していない。
※「一般的なロボアドバイザー」の運用実績は、 一般的な運用アルゴリズム(ノーベル賞を受賞した理論に基づき、 金融機関において広く使われている平均分散法を採用。 平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出しており、 リスク許容度はやや高めとし、 5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出)を用いて、 8種類の資産クラスのETFに分散投資を行ったと仮定したシミュレーション結果を示している。
2.低コストで長期に続けやすいサービスを提供、 さらにお得なポイントプログラムでコストを低減
手数料となる投資一任の運用報酬を年0.66%(税込)と低価格で提供することで長期の資産形成を支援する。 運用期間中は、 SBIアセットマネジメント株式会社が提供する8本の低コストファンドでグローバル分散投資を実現し、 間接的に発生する投資対象ファンドの実質的な信託報酬(税込)の合計額を加味しても年1%を下回るコストで、 最先端の投資一任サービスを提供する。
※手数料は全て税込み。
※「実質的な信託報酬」とは、 8種類の投資対象ファンド毎に定められる信託報酬(X)と、 投資対象ファンドを通じて投資するETFの経費率(Y)を足し合わせた数値(X+Y)のことを指す。 なお、 信託報酬は、 全ての投資対象ファンドにおいて一律に0.1606%(年率・税込)となる。 また、 投資対象ファンドを通じて投資するETFの経費率は銘柄毎に異なり、 0.030%~0.480%(年率)の範囲に収まる。 「実質的な信託報酬の合計額」については、 8種類の投資対象ファンドの組み入れ状況によって異なるが、 最新の運用戦略を用いて運用を行った場合、 その合計額は0.220%~0.394%(年率・税込)の範囲内に収まる。 「実質的な信託報酬の合計額」の平均値については、 2012/1/4~2021/12/30までSBIラップで運用を行ったと仮定したバックテストによって示された平均投資配分比率を基に算出したもので、 その値は0.295%(年率・税込、 小数点第4位切上げ)となるが、 実際の運用においては、 この数値を上回る場合がある。