SBI証券、株式会社400Fと金融サービス仲介業に関して提携


SBI証券は、 お金のオンラインチャット相談プラットフォーム「お金の健康診断」を運営する株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ)と、 金融サービス仲介業に関して提携し、 2021年12月をめどに、 金融商品・サービスの提供を開始することになったと2021年11月1日に発表した。

SBI証券と400Fが提携

金融サービス仲介業は、 1つのライセンスで「銀行・証券・保険」すべての分野の金融サービスをワンストップで仲介可能とする新たな業態。2020年6月に金融商品販売法が「金融サービスの提供に関する法律」(通称:「金融サービス提供法」、 2021年11月1日施行)に改正されることで誕生した。SBI証券によると、今後、 フィンテックの普及やAI等の先端技術の活用により、 さらなるイノベーションの促進が見込まれるなかで、 金融機関への所属制をとらない金融サービス仲介業者により、 利用者の多様化するニーズに応える利便性の高い金融サービスが提供されることが期待されている。

400Fが運営する「お金の健康診断」は、 顧客がスマホから居住地や年齢、 年収、 家族構成などの質問に回答することで、 家計状況を瞬時に診断するサービスで、 たとえば居住地・年代などの属性が自分と近い人と比較した場合の貯蓄額や投資額などの傾向を比較・分析することができる。診断結果をもとにFP(ファイナンシャルプランナー)やIFA(金融商品仲介業者)などのお金に関する専門家からアドバイスが届き、 ユーザーはチャットやオンライン面談で気軽に相談することができる。

400F社は、 2021年11月1日(月)に、 金融サービス仲介業者としての登録を完了し、 2021年12月をめどにSBI証券の証券総合口座開設の勧誘を開始する予定。顧客の資産形成に関する悩みに対して、 400F社がチャットやオンライン面談を通じてコンサルティングサービスを提供することで、 顧客は専門家に直接相談をしながら、 SBI証券の商品・サービスを利用して、 将来に向けた資産形成を考えることが可能となる。

SBI証券は、「このたびの取組みにより、 これまで以上に多くの新しい投資家の皆さまの資本市場への参加を促し、 当社の顧客基盤のさらなる拡大を実現できるものと期待しています」と述べている。