投資信託「ひふみ」シリーズを運用するレオス・キャピタルワークス株式会社は、アクティブ投資信託「ひふみ」シリーズの新たな運用戦略として、「ひふみ目論見俱楽部」を開始したと2023年11月8日に発表した。
レオス・キャピタルワークスによると、ChatGPTなど生成AIの登場で、世の中で大きなパラダイムシフトが起きている。同社では、これは投資の世界にも大きく影響を与え、今後、予測可能な短期目線での運用成績においては、AIの優位性が顕著化されていくと予測している。また、30年ぶりのインフレへの転換など外部環境においても新しい流れが起きるなか、いち早く変化に対応するため、2023年9月に運用における新戦略「ひふみ魅力化計画(愛称:ミーモ)」を打ち出した。
レオス・キャピタルワークスは次のように述べている。
私たちは「資本市場を通じて社会に貢献します」という経営理念のもと、「投資を通じてゆたかさの循環を生み出すとともに、ファイナンシャル・インクルージョンを通じて、金融サービスの恩恵を全ての人が享受する世界を目指す」というビジョンを掲げています。私たちが今後「運用会社としてどのように付加価値を出していくのか」、その課題意識から、この「ひふみ目論見倶楽部」は始まりました。ひふみが提示する新しいアクティブファンドの在り方、そして「ひふみの魅力」を形づくる中核的な活動が、この「ひふみ目論見倶楽部(ミーモ)」です。
具体的には、レオスのメンバーや外部の専門家を中心とした学術的な活動を通して「ひふみ」の運用と連携し、10年先を見据えて銘柄選定に落とし込むことや、より多くの人を巻き込んだコミュニティや勉強会として機能することを目指す。メンバー各々が考える「10年後の未来」を議論・選択し、運用部メンバーが企業経営者と対話をしながら実際に投資する企業を選択しポートフォリオを設計していく。
同社は、「私たちは新たな運用戦略「ひふみ目論見倶楽部(ミーモ)」によりアクティブ運用の在り方を進化させ、社会に変化を促し、ありたい未来へ社会を前進させる存在を目指します。お客様にリターンをお返しすることでお客様の資産形成をサポートすることに邁進してまいります」と述べていりる。
4つの投資分野について
「ひふみ目論見俱楽部」は、10年後のあるべき未来像を投資企業で表現してゆく。主な投資先として、以下の4つの分野を重点的に調査・投資を行なう。
- The Prime(ザ・プライム):日本の未来を切り開く、大企業に投資 (時価総額1兆円以上)
- Next Japan(ネクストジャパン):次のリーダと期待される成長企業に投資(時価総額1,000億円~1兆円)
- Ten Burgers(10バーガーズ):10年で10倍になる可能性を秘めた新興企業 (時価総額1,000億円未満)
- Global Stars(グローバルスターズ):米国、中国を中心とした海外企業に投資
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