楽天証券、楽天投信投資顧問、GCIアセット・マネジメント、3者による業務提携の基本合意書締結


楽天証券と、楽天投信投資顧問株式会社株式会社GCIアセット・マネジメントは、3者間協業に係る業務提携の基本合意書を締結したと2024年11月8日に発表した。また、この基本合意に基づく3者の協力により「システマティック・グローバル・アルファ戦略」を採用した投資信託商品を開発し、楽天証券が独立系ファイナンシャルアドバイザー(以下「IFA」)を通じて2025年から販売する計画も発表した。

基本合意の背景と目的

3者は、急速に変化する金融市場環境において、各社の強みを活かした商品開発とサービス提供を通じて個人の資産づくりの一助となることを目指し、協議を重ねてきた。国内証券単体(開示ベース)で最多(※)の顧客基盤を有する楽天証券は、「デジタル“資産づくり”プラットフォーム」で顧客のFinancial Well-Beingの最大化を目指している。 今回の基本合意により、楽天証券の顧客基盤と、楽天投信投資顧問の商品開発力、GCIアセット・マネジメントのオルタナティブ投資戦略の知見を融合させ、個人がより充実した資産づくり・運用ができるような革新的な投資商品の提供を目指す。第一弾として、「システマティック・グローバル・アルファ戦略」を採用した投資信託商品を開発し、楽天証券がIFAを通じて2025年から販売する準備を進めている。今後は、さらに多くの顧客に運用の幅を広げてもらえるような商品の開発・提供を進めてゆく。

主な協業内容

(1)実績ある機関投資家向け運用商品の活用
(2)3者による新商品の共同開発
(3)楽天証券を通じた商品販売
(4)3者間の人材交流、専門的な知見の共有を通じた人材の能力開発

「システマティック・グローバル・アルファ戦略」について

同戦略は、GCIアセット・マネジメントがこれまで機関投資家向けに提供してきた「システマティック・マクロ戦略」をベースにしたもの。楽天証券によると、昨今、個人が運用する金融資産のポートフォリオは、株式や債券等の伝統的資産に偏る傾向があるといわれている。「システマティック・グローバル・アルファ戦略」は、幅広い資産クラスへの投資を通じて高い分散効果を発揮し、積極的にリスクをとりながらも、市場環境に左右されにくい、安定的なリターンの獲得を目指すもので、同社では、幅広い個人の資産運用の一助となることを期待している。 今回の3者間協業に係る業務提携の基本合意書締結により、同戦略を採用した投資信託を開発し、楽天投信投資顧問が運用をおこなう予定。なお、この投資信託は、2025年より楽天証券のIFAを介して購入することが可能となる予定。

三社は次のように述べている。

楽天証券と楽天投信投資顧問は、「資産づくりの伴走者」として、お客様のFinancial Well-Beingを最大化するべく、これまで以上に幅広いお客様の資産形成・資産運用を長期的かつ包括的にサポートできる質の高いサービス提供をおこなうよう、継続的に新しい取組みを進めていきます。GCIアセット・マネジメントは、創業来25年にわたり培ってきた知見と実績を活かし、オルタナティブを中心とした特徴ある運用戦略の提供を通して、資産運用の高度化に貢献してまいります。