野村アセットマネジメントは、 脱炭素社会の実現に対するコミットメントを確保し、 同社のネットゼロ目標の達成に向けた取組みを着実に推進するべく、 2022年12月1日付で「ネットゼロ戦略室」を新設することを決定した。
ネットゼロ戦略室のミッションは、 野村アセットマネジメントが掲げる2050年ネットゼロ目標と2030年中間目標の達成に向けて、 社内外の経営資源の戦略的な活用によりネットゼロに関する情報や専門知識を集約し、 実効的なアクションプランを策定・推進すること。
具体的には、 ネットゼロ戦略室において、 以下の取組みを行う。
- 運用ポートフォリオにおける温室効果ガス排出量の計測・開示対象を上場株式・社債以外の資産クラスに拡張
- 炭素指標やシナリオ分析、 移行・物理的リスク分析、 気候関連機会指標等のモニタリングを拡大し、 気候関連リスク・機会に対する管理を強化
- 脱炭素社会の実現に向けた資金提供等を加速するための適切な気候関連リスク・機会の評価手法を開発し、 気候関連のESGインテグレーションを高度化
- 上記の取組みを気候関連のスチュワードシップ活動や脱炭素関連ファンドの開発にも活用
- TCFD提言やNet Zero Asset Managers initiativeのコミットメント等に基づいた気候関連情報開示の強化や外部評価機関への積極的な報告を通じ、 当社の取組みの透明性を向上
- 気候関連イニシアティブ等との連携を強化し、 ネットゼロ達成に向けたグローバルな取組みに貢献
ネットゼロ戦略室長の山我哲平氏は次のように述べている。
2050年ネットゼロの達成には、 既成概念に捉われない革新的な発想とステークホルダーとの更なる連携強化が必要不可欠です。 当社はこれまで炭素価格や温室効果ガス吸収量を企業評価に活用するなど、 新しい取組みに挑戦してきました。 ネットゼロ戦略室の今後の取組みも脱炭素社会の実現に大きく貢献していくことを確信しています。
野村ホールディングスは金融グループとしてネットゼロに向けた取組みを推進している。 同社は、 野村ホールディングスと連携し、 野村グループ全体でネットゼロ目標を達成することに貢献するとともに、 責任ある機関投資家としてESG課題の解決に取り組みながら、 世界のお客様から選ばれる日本を代表する運用会社になることを目指していく。