大和証券グループ本社、日本賃貸住宅投資法人と日本ヘルスケア投資 法人の合併を発表


大和証券グループ本社は、2019年11月19日、同社子会社である大和リアル・エステート・アセット・マネジメント株式会社が資産運用業務を受託している日本賃貸住宅投資法人日本ヘルスケア投資法人が、2019年11月19日付で合併契約を締結し、併せて、合併後の物件取得・売却等の 取組を決定したと発表した。

合併の経緯と目的について、大和証券グループ本社は次のように説明している。

当社グループが 2009 年に参入した不動産アセット・マネジメント事業では、現在、運用資産規模が 1 兆円を突破する等、拡大を続けています。

大和リアル・エステート・アセット・マネジメント株式会社で運用する日本賃貸住宅投資法人は賃貸住宅特化型、日本ヘルスケア投資法人は日本初のヘルスケア施設特化型として東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場する J-REIT であり、上場来、投資主価値の最大化 に努めて参りました。

今般、日本賃貸住宅投資法人と日本ヘルスケア投資法人は、それぞれの特徴と強みを融合し、新たに「ライフステージに合わせ た快適な居住空間を総合的に提供するリート」へと進化していくために、2020年4月1日を 効力発生日として、日本賃貸住宅投資法人を吸収合併存続法人、日本ヘルスケア投資法人を吸収合併消滅法人とする吸収合併を行うことについて決定し、合併契約を締結しました。なお、本合併後、吸収合併存続法人である日本賃貸住宅投資法人は「大和証券リビング投資法人」に名称変更予定で す。

同社グループは、日本賃貸住宅投資法人及び日本ヘルスケア投資法人のスポンサーとして、合併後のポートフォリオの質の向上を目的とした資産の入替えや飛躍的な外部成長を推進すべく、合併の効力発生等を条件に、 2019 年 8 月に子会社化したグッドタイムリビング株式会社(旧商号:オリックス・リビン グ株式会社)の運営施設を含めた、同社グループが保有するヘルスケア施設 28 物件 626 億円 の大和証券リビング投資法人に対する譲渡、大和証券リビング投資法人が保有する賃貸住宅 27 物件 136 億円の同社グループによる取得、 第三者割当増資引受による 同社に対する 260 億円の資金供給を決定している。

同社グループとしては、本合併及びそれに付随する上記一連の取引は、日本賃貸住宅投資法人及び日本ヘルスケア投資法人双方の投資主における持続的な投資主価値の向上に資すると考えると共に、本合併後の大和証券リビング投資法人の更なる成長をサポートしていく。

大和証券グループ本社は、「当社グループは、引き続きグループの経営資源を積極的に投入し、不動産アセット・マネジ メント事業の更なる推進に努めて参ります」と述べている。