ピーシーエー・アセット・マネジメントは、11月26日、インドの高度経済成長を牽引する企業の株式を主要投資対象とした、「PCA インド株式ファンド(3 ヵ月決算型)」を2007年12月18日(火)に新規設定することを発表した。
ピーシーエー・アセット・マネジメントによると、インドは最も急速な成長を遂げている国の一つであり、経済成長率は2004年度に+6.9%、第11次5カ年計画が始まった2007年度では第1四半期に+9.3%と計画通り好調に推移しており、2025年には米国、中国に次ぐ世界第3位の経済規模に達するとも予測されている。これまでのインドの高成長は競争力の高いサービス産業の拡大によって牽引されてきたが、近年では製造業も二桁成長で推移し、製造業とサービス業の両輪で経済成長を牽引する安定したプラットフォームへと移行している。また、国際市場でのシェア拡大と最先端技術や欧米式の企業経営方式の取得を意図した、製造業におけるM&A が闊達に行われ、さらなる市場での競争力強化を図り、他の新興国の追随を許さない様相です。また、成長エンジンとして世界第2位の人的資源がある。その平均年齢は若く、労働人口比率も増加しており、2025年には20-30代人口が4億3200 万人となり日本の18倍と予測されている。それに伴い購買力のある中産階級の台頭し、消費主導型の安定した需要が持続的な高成長を支えていくと予測されている。
さらに、ピーシーエー・アセット・マネジメントでは、「政府主導のインフラ整備や過去3年で3倍の外国資本流入をするなどの規制緩和を積極的に進めて貿易赤字を十分にカバーしており、長期的な成長が大いに期待できます。”眠れる巨象”といわれたインドは徐々に加速をつけて世界最大の民主主義国家として成長する潜在性を発揮しはじめたといえます」と述べている。
ピーシーエー・アセット・マネジメントは2004年9月にインド株式に投資する国内籍では初の追加型株式投資信託「PCA インド株式オープン」を設定し、運用資産残高は2007年10月末現在1,995 億円に増加している。同ファンドのファンドマネージャーは香港を拠点にアジア各国の投資資金に対するインド株の運用を行い、年間100 社ほどのトップ企業のマネジメント訪問を行うなどボトムアップ・リサーチによる定性・定量両面から投資判断を行っている。
「PCA インド株式ファンド(3 ヵ月決算型)」の当初募集期間は2007年12月3日(月)から2007年12月17日(月)まで。設定日は2007年12月18日(火)。継続募集期間は2007年12月18日(火)以降。信託期限は無制限。信託財産留保金は解約請求受付日の翌営業日の基準価額に対して0.3 %。信託報酬は上限年率1.88835%程度。
販売会社はかざか証券、ジョインベスト証券、播陽証券、二浪証券、丸三証券、水戸証券、リテラ・クレア証券、ワイエム証券。申込手数料は3.675%(税抜3.5%)を上限として、販売会社がそれぞれ別に定める率。
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