SBIグローバルアセットマネジメント株式会社代表取締役社長の朝倉智也氏が「投資のプロが明かす『私が50歳なら、こう増やす!』」を2023年11月29日に幻冬舎から出版した。
同書は、資産運用の世界で約35年間生きてきた朝倉氏が、自らを「50歳の投資未経験者だと想定したら、どのようにお金を増やすか?」を開陳したもの。朝倉氏は、「人生100年時代といわれるいま、50歳は人生の折り返し地点でもあるが、子育てが終盤という人も多く、お金に余裕が出てくるタイミングでもある。その意味では、50歳から資産運用を始めるというのは、いいタイミングであるといえる」と述べている。
目次
序章:「現金か預金」しか持っていない人は、危ない!
- 物価が年3%上がれば、20年でお金の価値は半分になる
- 物価上昇が続くこれだけの理由
- 物価上昇に、賃金や金利が追いつかない
- 老後の年金も、インフレ以上には増えない
- 円安が進めば、資産は目減りする
- 資産を増やすためには、運用利回りを上げるしかない
- 「元本保証で高利回り」ま金融商品はない
- 運用利回りを上げ、「複利」で増やす
- 投資をしない理由」をつぶす
第1章:50歳で「お金を増やす」とき、まず知っておくべきこと
- FXは「投資」ではなく「投機」
- 株式投資は「やり方」と「投資額」しだいだが・・・
- 外貨預金に魅力を感じない理由
- 「元手をかけずにマンション投資」にひそむワナ
- 「保険で運用」はやめ、保険加入は最低限に
- 「安定的に資産を守り、増やす」ことを目指すなら「投資信託」がいい
- 「信託報酬がいかに低いか」をチェック
- 投資信託の「中身」を知る
- 50代で選ぶべき投信は「インデックスファンド」
第2章:いまからでも遅くない!50代にとって「投信」が最強なワケ
- 「リスクがある」とは「価格のブレがある」ということ
- リスクを抑える投資法がある!
- 投資期間は長ければ長いほどいい
- なぜ「分散投資」する必要があるのか
- 企業規模の観点から「分散する」ことも重要
- 積み立て投資なら、心穏やかに運用を続けられる
- 「人間の心理」は投資向きではない?
- 積み立て投資で「量(口数)」を増やすのが成功への近道
- 一括投資と積み立て投資の実績を比較してわかること
- 「相場の予測ができる人」はいない
- 債券投資は「一括投資」も選択肢
第3章:50代が、新NISAを絶対に利用すべき理由
- 資産運用では「非課税」メリットを最大限活かす
- 投資の非課税制度は「確定拠出年金」と「NISA」
- 50代の大本命は「新NISA」
- つみたて投資枠と成長投資枠、どちらも「積み立て」で投資する
第4章:私が50歳なら、こう増やす!
- 積み立てるべきは株式ファンド
- 世界経済の成長を、自分のものにできる
- 1本だけ選ぶなら低コストの「全世界株式インデックスファンド」
- 「究極の分散投資」が可能になった!
- インドは投資先として、こんなに魅力がある
- 成長余力のある小型株や金も運用に組み込める
- 私が50歳なら、この「究極の分散投資」一択!
- インフレに備えて「海外債券ファンド」も有効
- おすすめの「海外債券ファンド」とは
- 収入から「積み立てる」という意識が大事!
- 保有資産額別に、どのように運用するかを考える
おわりに